「遠交近攻」の使い方の例文。意味や語源、英語・類義語もご紹介

あなたは「遠交近攻」という言葉をご存じでしょうか?
時々ニュースや新聞で目にすることがありますよね。主に外交の話題で使われています。
元々は中国戦国時代の言葉で他国を攻める為の戦略のことですが、現在でも色々な国が外交政策として「遠交近攻」を利用しています。
ところで政治経済面以外でも使える言葉なのでしょうか。
この記事では「遠交近攻」の意味や語源、英語・類義語表現や例文による使い方をご紹介いたします。

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「遠交近攻」の意味と語源

まずは意味と語源についてご紹介していきます。

「遠交近攻」の意味

先に読み方を確認しましょう。
正しい読み方は全て音読みで「えんこうきんこう」です。
「交」と「攻」を入れ替えてしまうミスが多いので気を付けてくださいね。
続いて意味をみてみましょう。
「遠交近攻」とは「遠い国と親しく交際を結んでいて、近い国々を攻めとる策」のことです。また、「遠国と親しんで近国を攻め、近国が降伏すれば次は次第に遠国に攻め込んでいく策」という意味も持っています。
現代で使われるのは前者の意味になります。

「遠交近攻」の語源

続いて語源をみてみましょう。

  • 「遠」は「遠い国」
  • 「交」は「交際すること」
  • 「近」は「近い国」
  • 「攻」は「攻め滅ぼすこと」

を表します。漢字そのままなので覚えやすいですね。意味を把握すれば「交」と「攻」を入れ替えてしまうこともないでしょう。
由来は、冒頭でもご紹介しましたが中国戦国時代の秦(しん)国の戦略が由来になります。
秦国は介在する韓・魏の二国を飛び越えて、強国の斉(せい)を攻めようとしていましたが、論客の范雎(はんしょ)は、斉に出兵することについて遠いがゆえ秦の国力を疲弊させ、かえって韓・魏に有利になってしまうので、むしろ韓・魏と親しみ近国の楚(そ)と趙(ちょう)を攻め落とすという内容の戦略です。

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「遠交近攻」の英語と類義語

続いて英語表現と類義語をご紹介していきます。

「遠交近攻」の英語

「遠交近攻」を英語で言うとどのように訳すのでしょうか。
遠交近攻の英語はないので、意味を英文にします。

【例文】

  • A policy of making good friendship of distant country while attacking ○○’s neighbor.(遠い国といい関係を結び、隣国を攻める政策)

「a policy」は政策。「make good friendship」はいい関係を結ぶ。「distant country」遠い国。「attack」は攻める。「〇〇’s neighbor」は隣国、という意味になります。

「遠交近攻」の類義語

「遠交近攻」の類義語はあるのでしょうか。

  • 「遠きを交わりて近きを攻む」

この言葉、「遠交近攻」を慣用句にしたものです。
「遠交近攻」は戦略が元になっている四字熟語なので類義語はありません。

ちなみに対義語には以下のような慣用句があります。

  • 「遠水は近火を救わず」

遠くの水は近くの火事を消す役に立たない、ということから「遠くのものは緊急の役に立たない」という意味になります。

 

「遠交近攻」の使い方

最後に「遠交近攻」の使い方について例文をご紹介していきます。

【例文】

  1. 「うちの店にお客を集中させるには遠交近攻の策を企てよう」
  2. 「日本の経済を豊かにするには、遠交近攻という考えも必要なのではないか」
  3. 「親友だと思っていた彼女が私の別の友達と手をくんで悪評を噂された。まさか遠交近攻されるなんて思っていなかった」
  4. 「遠交近攻政策は現代で本当に成立するものなのか?」
  5. 「遠交近攻策で秦は6国も滅ぼした」

政策としての意味で使われることが一番多いですが、1のようにビジネスとして使われたり、3のように日常生活としても時々使われます。
是非覚えておいてください。

 

現代の「遠交近攻」

「遠交近攻」についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
天下統一が最終目的であった戦国時代の戦略ですが、現代でも政策として取り入れられています。
大きな国に1国で太刀打ちすることは大変ですね。自国に富をもたらす為と、世界情勢はめまぐるしく変わっていきます。私は隣国とも交友を結ぶ方がいいと思いますがあなたの考えはいかがでしょうか。

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