「良妻賢母」とはどんな意味?読み方や英語表現、使い方の例文について

良妻賢母は、家庭における理想の女性像だといわれています。
あなたは、良妻賢母とはどんなイメージの女性を思い浮かべますか?
そして、四字熟語で指す「良妻賢母」は、どのような女性でしょうか?
この記事では、「良妻賢母」の読み方、意味、語源はもちろん、英語表現と類義語、使い方のポイントを解説します。

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「良妻賢母」の読み方、意味や語源

「良妻賢母」の読み方

「良妻賢母」とは、「りょうさいけんぼ」と読みます。
「賢母」を「謙母」、「健母」と書くのは間違いなので、注意しましょう。

「良妻賢母」の意味

「良妻賢母」とは、「夫に対しては良い妻であり、子どもに対しては賢い母であること、またはそのような女性」という意味です。
「良妻」とは、家庭内で夫をサポートできる女性のことです。
「賢母」とは、子どもを教育できる、教養をもった賢い女性を指します。
「良妻賢母」は、家庭を守る立派な女性を表す言葉ですね。

「良妻賢母」の語源

「良妻賢母」とは、明治時代に生まれた言葉です。
『明六雑誌』の中で、中村正直が、文明開化を成し遂げるには「良妻賢母」が必要だと主張したことが、良妻賢母の思想の始まりです。
「良妻賢母」の考えは、戦前の女子教育の目指す理想として掲げられました。
家庭を支えるための家事、裁縫の教育と共に、品行方正で温厚であるべきという道徳の養成が、積極的に進められました。
「良妻賢母」は、近代化を目指した日本の時代背景から生まれた言葉なのですね。

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「良妻賢母」の英語表現と類義語

「良妻賢母」の英語表現

「良妻賢母」は、英語で以下のように表します。

  • good wife and wise mother(良い妻であり、賢い母)
  • dutiful wife and sensible mother (従順な妻であり、思慮深い母)

「良妻賢母」は、日本で生まれた熟語なので、英語ではあまり使われない表現です。
直訳のままでは、英語圏の人は「良い妻ってどんな人のこと?」と疑問に思うかもしれません。その際には、dutiful wife (従順な妻)、devorted wife(献身的な妻)という表現を使ってみましょう。
聞きなれないsensibleは、「分別のある、思慮深い、賢明な」という意味をもつ単語です。
次のような使い方で用います。

【例文】

  • She is always sensible.(彼女はいつも分別をわきまえている。)

「良妻賢母」の類義語

「良妻賢母」と似ている言葉は、以下の通りです。

  • 賢妻良母(けんさいりょうぼ)

「賢妻良母」とは中国で使われている言葉です。
しかし、その概念は日本の「良妻賢母」とは異なっています。
中国では、女性は夫にアドバイスができる賢い妻であり、子どもには優しく慈しみのある母であることが求められました。
日本(良妻賢母)では、夫を支える妻が良しとされているのに対し、中国(賢妻良母)では時には夫に指摘もできる発言力のある女性が理想であるようです。
日本と中国の考え方の違いが、言葉に表れていて面白いですね。

 

良妻賢母の使い方

それでは、「良妻賢母」の使い方について例文をご紹介します。

【例文】

  1. 「夫婦の仲は円満で、奥さんは良妻賢母を絵に描いたような女性である。」
  2. 「仕事でも活躍している上に、家庭でも良妻賢母の鑑である。」
  3. 「そんなにひどい目にあったら、どんな良妻賢母でも夫を見放すはずだ。」
  4. 「戦前、国家は良妻賢母の育成を目指して、女子教育を行った。」
  5. 「明治時代の日本では、女性は良妻賢母となることが理想とされた。」

「良妻賢母」は、家庭的な女性に対する褒め言葉として使われています。
しかし、「男は仕事、女は家庭」のような近代の女性観からできた言葉であるため、男尊女卑としてネガティブに捉える人もいます。「良妻賢母」を使う場面や相手には、十分配慮しましょう。

 

円満な家庭を築くために

「良妻賢母」は、明治時代から使われる、家庭を支える理想の女性を表す言葉です。
女性は家庭を支えるだけに留まらず、社会で活躍することも多くなりました。
また、最近では、家事・子育てを積極的に行う男性の存在もよく耳にします。
お互いが良き夫、良き妻、良い親となって支えあいながら、あたたかい家庭を築いていきたいですね。

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