「自給自足」とはどんな生活?言葉の意味や語源、使い方の例文をご紹介!

この記事は、約6分で読むことができます。

私は最近、磯釣りを始めました。全くの素人で2回行って私は1匹しか釣っていません。それでも自分で何かを得るということが楽しく思いました。
ところで、釣りは趣味で始めたのではありません。将来、自分で自分の食料を調達するための練習です。いずれは農作物も育てたいと思っています。
あなたは何かを育てたり、制作して自分の生活を維持している人ですか?
自分で自分のために必要な物を制作することを「自給自足」といいます。
この記事では「自給自足」の意味や語源、英語・類義語の表現や使い方の例文をご紹介します。

スポンサードサーチ

「自給自足」の意味と語源

「自給自足」の意味

それでは「自給自足」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「自給自足」は「じきゅうじそく」と読みます。
「自給自足」とは「国・集団・または個人で必要なものを生産・製作し、自分でまかなうこと」という意味です。
「自給自足」は人間の生活の原点だと考えられますね。

「自給自足」の語源

続いて「自給自足」の語源をご紹介します。

「自給自足」を二語に分けてご説明しますと、まず、「自給」ですが、「必要なものを自分で獲得して用立てる」という意味で、「自」は「自分、自力」のことです。「給」は「たまわる(もらう)」という意味があり、「給与、給食、供給」などの言葉がありますがこれらはすべて他人からもらうことです。「自給」は「自分で自分にあげる」「自分にもらう」ということになります。
次に「自足」とは「他に求めることなく自分で必要なことを満たす」という意味で「自ら満足する」ということです。「自足」はそのまま「自らの足」なので「自分の体(足)を使って他人に頼ることがない行動をする」ということです。
「自給自足」とは「他人に頼ることなく、自分の体を使って必要なものを自分に用意してあげる」ということになります。
この世に人間ができてから、生きるために狩りを始めました。人間は脳がどんどん発達し
火を使う、道具を使うことを覚えたのです。それらも自分の身の回りにある、木や石で賄いました。そして植物を育てる事、寒さやケガから体を守る衣服を身に着けるために服を作ることを覚えたのです。
このすべては他人から購入するのではなく、自分で生産したものです。
「自給自足」とは人間が人として生活する始まりのことなのです。

スポンサードサーチ

「自給自足」の英語表現と類義語

「自給自足」の英語の表現

次に「自給自足」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • Self-sufficiency(自給自足)

【例文】

  • Life of self-sufficiency is wonderful(自給自足の生活は素晴らしい)
  • This country is half self-sufficiency(この国は半分が自給自足だ)

「self-sufficiency」は「Self(自己)」と「sufficiency(十分)」という単語でできています。「Self」は、私たちも普段よく目にする「self service」という言葉がありますね。

「自給自足」の類義語

「自給自足」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 地産地消(ちさんちしょう)
  • 自己完結(じこかんけつ)

「地産地消」とは「地域生産・地域消費(ちいきせいさん・ちいきしょうひ)の略語で、地域で生産された生産物や資源(主に農産物や水産物)をその地域で消費すること」という意味です。国の中での「自給自足」ということに似ていますね。
「自己完結」とは「何かの物事について、自分自身の中だけで納得したり決着したりしているさま」という意味です。

 

「自給自足」の使い方

最後に「自給自足」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「自給自足の生活に憧れ田舎に土地を購入した」
  2. 「今の時代自給自足とはいっても、少しのお金がなければ生活はできない」
  3. 「自給自足の生活はその日暮らしだ」
  4. 「自給自足の生活を始めたら心にゆとりができたようだ」
  5. 「家庭菜園を始めたので野菜は自給自足になった」

「自給自足」は自分のために必要な物を自分で用意する様子を表します。
「自給自足の(生活)」「自給自足で(生きる)」などと使用する場合が多いですね。

 

スポンサードサーチ

完全な「自給自足」は難しい

現代の「自給自足」は難しいです。衣食住は自分でまかなうにしても道具が必要です。
道具も「自給自足」するとなると相当な労力が必要になります。
「自給自足」を今目指している人は道具だけは購入するのではないでしょうか。
完全な「自給自足」というのは無理に近いです。ですが、「自給自足」をした時は得難い体験をしたと思うでしょう。

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください