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自分の解らないことを質問することは当たり前ですが、質問しても答えが返って来ないことがあり、結局自分であれこれ調べ考えて答えを出してしまいます。
ひとりでいることが多いと、わりと自分で解決できることはたくさんありますよね。
現代では、インターネットがあるので大抵の答えは出るというのもありますけど。
自分で質問して、自分で解決してしまう言葉に「自問自答」という四字熟語があります。
この言葉はただ単に、自分の質問に自分で答えてしまう自己完結なことなのでしょうか?
この記事では、「自問自答」の意味や語源、英語・類義語の表現や使い方の例文をご紹介します。
「自問自答」の意味と語源
「自問自答」の意味
それでは「自問自答」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「自問自答」は「じもんじとう」と読みます。
「自問自答」とは、「自分で問いを出して自分で解答すること」という意味です。
自分の発言を改めて省みることでもあります。
「自問自答」の語源
続いて「自問自答」の語源をご紹介します。
「自問自答」を二つに分けてご説明します。
まず、「自問」とは「自分が自分に問うこと」という意味です。
自身の心に「それでよいのか?」「どうしたいのか?」など問うことです。
次に、「自答」とは「自分で答えること」という意味です。
「自答」という単語だけで使用することは少ないです。
「自問」とセットで使用するため、「自分の問」に対し「自分で答える」ということになります。
「自問自答」は質問して自分で解決する単純なことではありますが、自分の中の未知の部分も引き出すことができる行動です。
「自問自答」の英語表現と類義語
「自問自答」の英語の表現
次に「自問自答」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- monologue(一人芝居・自問自答)
- talked to myself(自分自身に話を聞く・自問自答)
【例文】
- Answer to monologue(自問自答の答え)
- I talked to myself, and I was able to know me(自問自答をして私は私を知ることができた)
「monologue」とは「(お芝居などで相手がいなく)自分一人で舞台でしゃべること」をいいます。
「talked to myself」の「myself」は「私自身」ということで、「talked」は「話をきく」という意味です。「私自身に話をきく」というよりも、「私自身に問い合わせる」という表現が近いですね。
「自問自答」の類義語
「自問自答」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 自己観察(じこかんさつ)
「自己観察」とは「内観」という仏教用語の一つで「自分の意識やその状態を自ら観察すること」という意味です。
「自問自答」と似ている部分は、自分の問いに自分で答えることで自分の心の奥底にある考えを探ることができるところです。
「自問自答」の使い方
最後に「自問自答」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「友達がいないから、自問自答をしているわけじゃないよ」
- 「周りにはできない質問を、自問自答で解決した」
- 「自問自答を繰り返すことで、自分の頭のトレーニングになる」
- 「彼が無言でうつむいている時は、自問自答をしている時だ」
- 「自問自答をすると、驚くほどのひらめきがある」
「自問自答」は一人ぼっちの言葉ではなく、精神的な自分への質問と答えの場合に使用されます。
「自問自答を(繰り返す)」「自問自答を(する)」と多く使われていますね。
「自問自答」は自分を知る手段
「自問自答」は独り言のように思えますが、自分で自分に質問し答えることで、より深く自分の考えを知り、今まで見えていなかった自分を発見することができる手段のひとつです。
今まで思っていた自分とは別の自分を知ることで、新しい挑戦もできますし今までの行いを反省し更に向上することもできます。
あなたもどんどん「自問自答」を繰り返してみましょう。
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