「熟読吟味」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

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あなたは、じっくり読んだり何度も読み返したりする本がありますか?

 

私は発売を心待ちにしていた本が出た時、夜更かししてでも読みふけってしまうことがあります。

本の世界にのめり込んでしまっていて、いつの間にか時間が過ぎていたりするんですよね。『すごく熟読玩味しているんだなあ』と実感したりします。

 

さて、この「熟読吟味」、あなたはこの言葉の意味を理解しているでしょうか。

 

この記事では、「熟読吟味」の意味や語源、英語表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

 

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「熟読吟味」の意味と語源

 

「熟読吟味」の意味

 

最初に、「熟読吟味」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「熟読吟味」は「じゅくどくがんみ」と読みます。

「熟読吟味」とは、「文章をよく読み、じっくり考えて味わうこと」という意味です。

 

『熟読する』は、文章をよく読み取るという意味でもよく使われる言葉ですね。

「熟読玩味」は文章をよく読んで、じっくりと考え味わうことを表します。

 

 

「熟読玩味」の語源

 

続いて、「熟読玩味」の語源をご紹介します。

「熟読玩味」の漢字から二語に分けて紐解いていきます。

「熟読」は「その内容をよく読み取ること、十分に読み味わうこと」という意味があります。馴染みのある言葉だと思われる方も多いかと想います。

「玩味」は「食べ物をよく味わって食べること」から、「意味をよく考え味わうこと」という意味があります。玩味して食べる、などという風に使われますね。「熟読玩味」で文章をよく読み、じっくりと味わうことを表します。

「熟読玩味」は、主に文章や作品などに対して、よく考えて味わいながら読むことを表した言葉です。

 

 

 

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「熟読玩味」の使い方

次に、「熟読玩味」の使い方を例文でご紹介します。

 

【例文】

  1. 「お気に入りの漫画を、ベッドの上で熟読玩味した」
  2. 「勧められた本は、熟読玩味するに値するもので大満足だった」
  3. 「この本は熟読玩味することで、より魅力に気づくことができる」
  4. 「作品を熟読玩味し、優勝作品を決める」
  5. 「熟読玩味した本なので、内容をよく覚えている」

 

「熟読玩味」は、文章をじっくりと思いを込め、よく考え味わいながら読むことを表す言葉で、主に文章や作品について使われます。

「熟読玩味する~」「熟読玩味した~」などと使用されることが多いですね。

 

 

 

「熟読玩味」の類義語と英語表現

 

「熟読玩味」の類義語

 

それでは、「熟読玩味」の類義語をご紹介します。

  • 熟読三思(じゅくどくさんし)
  • 眼光紙背(がんこうしはい)

 

「熟読三思」は、「しっかりと考えながら読み、内容を繰り返し味わうこと」という意味です。「三思」は何度も考えること、という意味があり、しっかり考えながら何度も(味わいながら)読むという意味で「熟読玩味」と同様の意味があります。

「眼光紙背」は、「読書の理解力が極めて鋭いこと」という意味です。文章の深意を掴み取るという意味で「熟読玩味」と同様の意味があります。

 

こちらも類義語になりますので、ご紹介しておきます。

  • 「晴れているときは外に出て田畑を耕し、雨が降っているときは家の中にいて読書をするような、自分の思いのままにのんびり生活をする」という意味の「晴耕雨読」

「晴耕雨読」の意味と読み方とは?使い方の例文と英語・類義語表現!

 

  • 「何度も繰り返し本を読むこと、熱心に学問に徹すること」という意味の「葦編三絶」

「葦編三絶」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】

 

 

「熟読玩味」の英語表現

 

最後に、「熟読玩味」の英語表現をご紹介します。

  • reading carefully(熟読玩味)

 

【例文】

  • Reading carefully with intent to remember.(覚える目的で、熟読玩味する。)
  • I have read the book carefully.(本を熟読玩味した。)

 

「reading」は「読書、読むこと」などという意味があり、「carefully」は「注意深く、入念に」などという意味があります。

二語を合わせることで、「注意深く、入念に読むこと」といった意味になります。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

 

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まとめ:理解力も深まる「熟読玩味」

以上、「熟読玩味」について、ご紹介してきました。

 

まとめると、以下の通りです。

読み方 じゅくどくがんみ
意味 文章をよく読み、しっかりと考えよく味わうこと。
語源 「熟読」=「その内容をよく読み取ること、十分に読み味わうこと」、「玩味」=「食べ物をよく味わって食べること」から、「意味をよく考え味わうこと」を表す。
類義語 ・熟読三思(じゅくどくさんし)
・眼光紙背(がんこうしはい)
英語表現 reading carefully(よく読んで)

 

好きな本や漫画はついつい「熟読玩味」してしまいますよね。

考え、味わいながら読むことで自分の中に落とし込みやすくもなるので、積極的に「熟読玩味」していきたいものです。

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