「心身一如」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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突然ですが、「心身一如」という言葉の意味をご存知ですか?

「心身」は分かるけど、「一如」がついてしまうと意味が分からなくなってしまう…そんな方も多いのではないでしょうか。

私もつい先日まで「心身一如」の意味を全く知りませんでした。

実は、「心身一如」って言葉は仏教語なんです。

仏教語って知っているようで知らない言葉が多く、意味を聞いても意外と難しくて理解しにくいですよね。

この記事では、「心身一如」の意味と語源、英語表現と類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

 

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「心身一如」の意味と語源

 

「心身一如」の意味

 

最初に、「心身一如」の意味をご紹介します。

まずは読み方ですが、「心身一如」は「しんしんいちにょ」と読みます。

「心身一如」とは、「心と体は一つであること」という意味です。

つまり、「心と体は繋がっている」といったニュアンスの言葉ですね。

 

 

「心身一如」の語源

 

次に、「心身一如」の語源についてご紹介します。

 

「心身一如」の語源は、「道元」が「正法眼蔵」の「辧道話」の中で言っていた「仏法にはもとより心身一如にして性相不二なり」という言葉にあります。

これは「仏の教えでは心と体は一つのものであり、性と相は別の物ではない」という意味です。

もともと仏教では、「肉体と精神は切り離すことができない一つのものである」「肉体と精神は一つの身体の両面である」と教えられていました。

道元は、そのことを「心身一如」と表したんですね。

 

ちなみに、「一如」とは、仏教語で「表れ方は違っても一つの同じものである」「違いない」という意味です。

 

 

 

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「心身一如」の英語表現と類義語

 

「心身一如」の英語表現

 

続いて、「心身一如」の英語表現をご紹介します。

  • Mind-body unity(心身一如)

 

【例文】

  • Be the same in mind and body(心身一如である)
  • It is basically the same in mind and body(基本は心身一如だ)

 

「mind」は「心」、「body」は「体」を意味し、「unity」には「単一」「一体化した状態」「まとまり」などといった意味があります。

ですので、「mind-body unity」は直訳で「心と体は単一」となり、「心身一如」の状態を表していることになります。

ただし、「心身一如」の意味を文中で表現する場合は、例文のように「心と体は同じ」という意味の「the same in mind and body」が使われることが多くなっています。

というわけで、「心身一如」を英語で表現する場合は、その時の文章に合わせてどちらかを選びながら使うようにしましょう。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

 

「心身一如」の類義語

 

それでは、「心身一如」の類義語をご紹介していきます。

  • 不離一体(ふりいったい)
  • 不即不離(ふりふそく)
  • 生死一如(せいしいちにょ)

 

「不離一体」とは、「一つになって離れることがないこと」という意味です。「心身一如」は「体と心は一つのものである」という意味なので、一種の「不離一体」とも言えますね。

「不即不離」とは「二つのものが一つになるほど、くっついていることもなく離れていることもない、ちょうどいい具合」という意味です。こちらも「心身一如」は「体と心は一つのものである」という意味に似ています。

「生死一如」とは、「生きることと死ぬことは切り離すことができない関係である」という意味の言葉です。意味は違いますが、切り離せない二つの関係を表しているので「心身一如」に似ていると言えます。

 

「不即不離」については、こちらの記事に詳しく書いています。

「不即不離」とは?意味や仏教による語源、使い方の例文【英語&類語】

 

また、『一体』がつく四字熟語で、「表裏一体(二つのものが表と裏のように密接で切り離せない関係であること)」と「三位一体(三つのものが本質においては一つであること)」がありますが、参考までにご覧ください。

 

「表裏一体」とは?意味や英語をわかりやすく解説!使い方の例文もご紹介

 

「三位一体」とは?意味や語源を簡単に解説!使い方の例文や英語表現もご紹介

 

 

 

「心身一如」の使い方

 

最後に、「心身一如」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「仏教では、心身一如を説いている」
  2. 「東洋医学は心身一如に重点を置いている」
  3. 「心身一如の教えは、ヨガに繋がっている」
  4. 「体を鍛えて心も強くなる、まさに心身一如だ」
  5. 「心身一如というから、体だけでなく心も鍛えましょう」

 

「心身一如」は、「教え」として使われることが多いです。

そのため、日常会話で「心身一如」が使われることは、あまりありません。

「病は気から」「心が病んでいると体も病む」などを言い換えた言葉だと考えると、日常会話でも使えるようになるかもしれませんが、意味が通じない場合もあるので、実際に日常で「心身一如」を使うのは難しいかもしれませんね。

 

 

 

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まとめ:「心身一如」の「心身」と「身心」

 

以上、「心身一如」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 しんしんいちにょ
意味 心と体は一つであること
語源 「肉体と精神は切り離すことができない一つのものである」「肉体と精神は一つの身体の両面である」という、元々の仏教での教えから
英語表現 Mind-body unity(心と体の団結)
類義語 ・不離一体(ふりいったい)
・不即不離(ふりふそく)
・生死一如(せいしいちにょ)

 

「心身一如」は、「身心一如」と表現される場合もあります。

「身心」とは、もともと仏教語で「しんじん」と呼ばれていたもので、「心身」と同じ意味で使われていました。

それが、時代とともに「心身」に変わっていったと言われています。

「心身一如」も「身心一如」もどちらも同じ意味で間違いではありませんが、「しんしんいにちにょ」の場合は「心身一如」の方を使った方が伝わりやすいかもしれませんね。

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