「大逆無道」の意味と語源、使い方の例文【英語表現・類義語】

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あなたは人を傷つけたことはありますか?いきなりこのようなことを聞かれても「無い」という人がほとんどかもしれませんね。しかし、物理的に他人の体に傷をつけることは少ないかもしれませんが、心に傷をつけたことはないでしょうか?
ひどい言葉をぶつけてしまった、いじめをしたことがある、裏切り行為をしたなど、少なからず人を傷つけていることがあるかもしれません。私も思い返せばたくさんあります。後で気が付く場合と、ひどい言葉を発している段階で悪意がある場合があるのです。傍から見ると「なんてひどい人なんだ」「人の道から外れている」と思われているかもしれません。
この記事では「大逆無道」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「大逆無道」の意味と語源

「大逆無道」の意味

それでは「大逆無道」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「大逆無道」は「だいぎゃくむどう」と読みます。
「大逆無道」とは「はなはだしく人の道に背いて、道理を無視する行い」という意味です。
人の道を踏み外した行為のことを表わしています。

「大逆無道」の語源

続いて「大逆無道」の語源をご紹介します。

「大逆無道」は中国の歴史書「史記」に出て来る言葉です。
中国の「楚」の武将「項羽(こうう)」と前漢の初代皇帝「劉邦(りゅうほう)」の争いの中で劉邦さんが言った言葉です。
項羽と劉邦は元々、義兄弟の契りを交わすほどの中で項羽の叔父さんの項梁(こうりょう)の元で戦っていたのでした。しかし、項梁叔父さんが亡くなり、二人は関中という地を巡ってどんどん不仲になって行きました。有名な「鴻門の会(こうもんのかい)」という宴で項羽は劉邦を殺そうとしましたが、劉邦が一枚上手で項羽にひれ伏し、殺す機会を与えず、一旦、二人の仲は小康状態となったのです。しかし、劉邦は黙っていませんでした。項羽の数々の非道を「十の大罪」といい、大義名分として「大逆無道」と各諸侯(大名のような人たち)へ文を出しています。項羽の非道とは人を穴埋めして残虐したり始皇帝の墓を掘って財宝を盗んだり、主である義帝を追い出し殺して自ら覇王と名乗ったことなどです。劉邦目線なのですが、人の道に背いている、道理を無視しているということで「楚漢戦争」が始まり、結果、項羽を劉邦が滅ぼして皇帝になっています。
「大逆」というのは時期、国によって意味が異なるのですが、中国春秋時代は「君主や父を殺害すること」「墳墓を壊すこと」などの意味があります。「無道」は「考えや行動が人の道理から外れている」「残虐」などの意味があるのです。

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「大逆無道」の英語表現と類義語

「大逆無道」の英語の表現

次に「大逆無道」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • brutal act(大逆無道)

【例文】

  • It is the act that is a brutal act to work as a benefactor flatly(恩人を無下にするのは大逆無道な行為だ)
  • It is the guy who is a brutal act to put the hand on a parent(親に手を掛けるなんて大逆無道な奴だ)

「brutal」とは「残忍な」という意味「act」は「行為」ですので、「brutal act」は直訳で「残忍な行為」ということです。
他にも「heinous」や「treacherous」なども「大逆無道」の意味で使われることがあります。

「大逆無道」の類義語

「大逆無道」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 悪逆非道(あくぎゃくひどう)
  • 極悪非道(ごくあくひどう)

「悪逆非道」は「人の道に外れた計り知れない悪い行い」ということです。
「極悪非道」は更に悪いこと「これ以上にない悪い行い」ということで使用されます。

 

「大逆無道」の使い方

最後に「大逆無道」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「中国の歴史書に、大逆無道は登場します」
  2. 「子が親に手を掛けるとは、大逆無道なことです」
  3. 「恩人を陥れた私は、大逆無道と呼ばれても仕方がない」
  4. 「大逆無道と言われ、君主を殺害することが昔はよく行われたようだ」
  5. 「あなたのしたことは大逆無道なこと、決して許されません」

「大逆無道」は人として道理から外れた行いを表す言葉です。
「(彼は)大逆無道だ」「(下剋上は)大逆無道だ」などと使用されることが多いですね。

 

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現代の「大逆無道」

「大逆無道」は君主や親を殺害することや墓を壊すことなどの意味があり、大昔の中国、日本では大罪とされました。人を亡き者にするというのは今でも一番の大罪とは思います。
しかし、昔は人の命を奪うということが当たり前のように行われていたのですね。現代の「大逆無道」は、命を奪うことだけではありません。
人の道から外れ、人に迷惑をかけるような行為を表す言葉です。人の心を傷つける行為も「大逆無道」となるのです。



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