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格闘技や武術の試合で、「〇〇派と✖✖派の戦いが今日行われます」という実況を聞いたことはあるでしょうか。
いくつもの師匠や流派がある武芸において、このような異流派同士の「他流試合」は数多くあるのでしょう。
ところで「他流試合」の意味をご存じでしょうか。
この記事では、「他流試合」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「他流試合」の意味と語源
「他流試合」の意味
最初に、「他流試合」の意味をご紹介します。
まず読み方ですが、「他流試合」は「たりゅうじあい」と読みます。
「他流試合」とは、「武術やスポーツにおいて、他の流派や派閥の人と試合をすること」という意味です。
つまり、武術における異なる流派同士の対決や、スポーツにおける異なるコーチに師事している選手同士の試合のことと、いう意味です。
「他流試合」の語源
次に、「他流試合」の語源をご紹介します。
「他流」と「試合」の二語に分けてご紹介します。
「他流」は「他の流派」という意味です。武術やスポーツにおいて流派というのは、選手の勝負スタイルのことを指します。もっと言うと、選手そのものと言っても過言ではないでしょう。
「試合」は「競技などで勝敗を決すること」という意味です。もともとは「協同で何かすること」を意味する「~しあう」が語源となっており、それが名詞化した言葉です。
つまり、直訳すると「他の流派同士で競技を通じ勝敗を決すること」となります。
「他流試合」は同じ流派における試合と異なり、唐突な試合展開や熾烈なぶつかり合いを観戦することができて飽きません。
何らかの競技を観戦する際には、「他流試合」の方がおもしろいと思いますよ。
「他流試合」の使い方
続いて、「他流試合」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「昨日の他流試合は凄かったな。特に、後半の追い上げが見どころだったな。」
- 「他流試合の前ほど、緊張するものはない。ここで負けるわけにはいかないんだ。」
- 「お前は何といっても、他流試合に弱い。気を引き締めていけ。」
- 「他流試合において、不測の事態はつきものだ。常に最悪の事態を想定するんだ。」
- 「この前の他流試合は、悲惨な試合だったな。この悔しさを忘れずに前に進もう。」
「他流試合」は、ある競技に対して別の流派同士が争うことを表しています。使い方としては、「他流試合で~」や「他流試合は~」という形で用いられます。
「他流試合」は、スポーツや武術の文脈で使われます。「他流試合な勉強法」や「他流試合な料理」というのは誤用なので注意してください。
「他流試合」の類義語と英語表現
「他流試合」の類義語
それでは、「他流試合」の類義語をご紹介します。
- 畑違い(はたけちがい)
「畑違い」は「専門や方法論が違うさま」という意味です。「他流試合」と違って試合や競技ではない点に注意です。あくまで「他流試合」で言うところの流派の違いにあたる言葉です。
「他流試合」の英語表現
最後に「他流試合」の英語表現をご紹介します。
- contest between different schools(他流試合)
【例文】
- Yesterday, the Judo game in contest between different schools was unbelievable.(昨日の柔道の他流試合は衝撃的だった。)
- I recommended you to watching a contest between different schools.(他流試合を観戦するのおすすめだよ。)
「contest between」は「~の間で競う」、「different schools」は「異なる専門」を意味しています。直訳すると「異なる専門同士で競う」となります。
また「他流試合をする」という動詞では、「try a skill against another schools」と表現することもできます。
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まとめ
以上、「他流試合」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | たりゅうじあい |
意味 | 武術やスポーツにおいて他の流派や派閥の人と試合をすること |
語源 | 「他流」=「他の流派」、「試合」=「競技などで勝敗を決すること」 |
類義語 | 畑違い |
英語表現 | contest between different schools(異なる専門同士で競う) |
「他流試合」は、スポーツや武術を頻繁に観戦する人ほど知っておいたほうが良い言葉と言えるでしょう。見たことがない人も一度はぜひ「他流試合」を観戦してみてはいかがでしょうか。
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