「東奔西走」の意味と読み方!使い方を例文で解説【英語・類語表現】

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私はよくお休みの前日、あちこち仕事帰りに色々なところへ立ち寄りお買い物をしたり、帰宅後もせかせかと動き回っています。それは翌日のお休みを有意義に過ごせるようにする為にです。その様子を表現する四字熟語に「東奔西走」という言葉があります。
この記事では、そんな「東奔西走」について意味や語源、類義語、英語の表現や使い方の例文まで詳しくご紹介します。

 

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「東奔西走」の意味・語源

「東奔西走」の意味

まず「東奔西走」の読み方は「とうほんせいそう」と読みます。

先述の3つの言葉からも想像がつきますが、まずは小学生でも解るように漢字を詳しく紐解いてご紹介していきます。
東・・・「四方位の1つで北と南の間、西の反対」
奔・・・「先を急ぎ勢いよく走る」
西・・・「四方位の1つで北と南の間、東の反対」
走・・・「駆ける、逃げる」

つまり「東奔西走」とは「事がすんなり運ぶように、勢いよく東へ西へあちこち忙しく走り回る」という意味になります。

「東奔西走」の語源

「東奔西走」の語源については、「東」から「西」へ反対方向に広い範囲で移動することを表しています。
「奔」と「走」で「奔走」という語句になりますが、こちらは駆け回って物事が上手く行くように様々な努力するという意味です。そして「奔」にも「はしる」という意味があり、「走」はもちろん「はしる」といいます。「奔走」とは「はしる」という言葉を二重に強調した言葉なのです。
この「東」「西」「奔走」という3つの言葉を合わせて、その様子を表現する四字熟語の「東奔西走」が生まれたのです。

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「東奔西走」の英語、類義語

「東奔西走」の英語の表現

英語の表現は一つの単語ではなく、いくつかの単語を組み合わせた言葉です。
be on the move(忙しく暮らす、駆け回る)
busy oneself(駆けずりまわる)
最初の「be on the move」はそれぞれの間に単語を入れて一つの文になります。
例文は以下の通りです。
・to be always on the move and active(走り回って活動する)

「東奔西走」の類義語

では「東奔西走」に似た意味で使われる言葉をご紹介します。
「南船北馬」・・・ 「絶えず方々に旅行をしていること」
「右往左往」・・・「あちこち混乱する、まごまごすること」
「右往左往」はよく聞く言葉ですね。この言葉はピンチの時に使用することが多いです。

 

「東奔西走」の使い方

「東奔西走」の使い方

「東奔西走」の意味を十分理解したところで例文で実際にどのように使うと良いのか見てみましょう。

【例文】

  1. 「最近の課長は新しいプロジェクトのために東奔西走している。」
  2. 「彼女は毎日、来月の結婚式の準備で東奔西走して大変そうだ。」
  3. 「明日は朝から忙しいから一日中東奔西走だね。」
  4. 「私はこの日のために東奔西走し、念入りに準備を重ねてきたので失敗はしない。」
  5. 「お父さんは僕たち家族のためにいつも東奔西走しているのでとても感謝しています。」

「東奔西走」の例文は次のようにバタバタと駆け回り、とてもあわただしい状態を表現するときに使用します。

「東奔西走」することも大事ですが、「日進月歩」や「臨機応変」であることも大事ですね。

「日進月歩」とはどんな意味?使い方の例文や英語・類義語表現について

「臨機応変」の意味と使い方。英語の例文と四字熟語の類義語をご紹介

 

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「東奔西走」はエネルギッシュな言葉

「東奔西走」という四字熟語を詳しく紐解いてみましたが、実はこの「東奔西走」の意味はとても奥が深かったのですね。
「東奔西走」という言葉は“せかせか“と動きまわり落ち着きがないことを表す意味だけでありません。目的のためにエネルギッシュに一生懸命駆けずり回り、準備万端整えるという意味も含まれているのです。あまたもこれから忙しく動き回る時、単純に「忙しい」と言うのではなく「「東奔西走」している」と言ってみてはいかがでしょうか。自分の心の中の頑張ってる感がアップして目標を達成できそうですね。

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