「竜頭蛇尾」にはどんな意味と由来がある?こんな使い方には気をつけよう!

威勢よく選挙に立候補して有権者に期待され圧勝で当選したにもかかわらず当選後のお仕事は何の成果も上げていない、「あの勢いはどこへ行ったの?」という政治家ってたくさんいますよね。その政治家たちに言いたい言葉は「竜頭蛇尾」です。
この四字熟語は普段使う機会は少ないかもしれません。そもそも、読み方も意味もよくわからないという方が多いのではないでしょうか。
この記事では「竜頭蛇尾」の意味や語源、英語・類義語の表現や使い方の例文をご紹介します。

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「竜頭蛇尾」の意味と語源

「竜頭蛇尾」の意味

それでは「竜頭蛇尾」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「竜頭蛇尾」は「りゅうとうだび」と読みます。
「竜頭蛇尾」とは「最初は勢いが良いが、終わりは振るわない」という意味です。
竜の頭のように立派な態度だったのが、後半は蛇の尾のように先細りになるということです。

「竜頭蛇尾」の語源

続いて「竜頭蛇尾」の語源をご紹介します。
「竜頭蛇尾」は中国の仏教書「碧巌録(へきがんろく)・景徳傳燈録(けいとくでんとうろく)」に記されています。

中国の宋にわりと修業を積んだ陳尊者(ちんそんじゃ)というお坊さんがいました。
陳尊者さんは旅の途中で出会ったお坊さんと何故か議論になってしまったのです。
相手のお坊さんも最初はとても勢いよく議論していました。
ところが陳尊者さんはそれなりに修業を積んでいますので、「竜頭蛇尾」=「この物、最初は竜のように勢いはいいが、終わりは蛇のしっぽのように先細りだろう」と予測しました。
そこで陳尊者さんが少しばかり難しい質問を投げかけたところ、相手のお坊さんは「参りました」とばかりに黙り込んでしまいました。

このことから「竜頭蛇尾」という言葉が使われるようになりました。
相手のお坊さんはきっとナメられたくないと思って、意気込んだのでしょうね。

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「竜頭蛇尾」の英語表現と類義語

「竜頭蛇尾」の英語の表現

次に「竜頭蛇尾」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。

  • anticlimax(線香花火てきな、竜頭蛇尾、あっけない)

【例文】

  • His speech was anticlimax(彼の演説は竜頭蛇尾だった)
  • It ended trip to the anticlimax(竜頭蛇尾に終わった旅だ)

「anticlimax」は「anti(反対)」と「climax(最高潮、最高点)」が一つになった単語です。

「竜頭蛇尾」の類義語

「竜頭蛇尾」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。

  • 有頭無尾(ゆうとうむび)
  • 大山鳴動(たいざんめいどう)

「有頭無尾」とは「初めだけはあるが、終わりがないこと」という意味で物事を始めたけれど完成しない中途半端なことを表しています。
「大山鳴動」とは「騒ぎだけを大きくして結果が小さいこと」という意味で使用されます。

 

「竜頭蛇尾」の使い方

最後に「竜頭蛇尾」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「妹はいつも竜頭蛇尾で喧嘩の最後には勢いが無くなって泣いている」
  2. 「竜頭蛇尾な営業マンだから口ばかりで売り上げが上がらない」
  3. 「さっきまであんなに威勢がよかったのに竜頭蛇尾かよ」
  4. 「彼は勢いがものすごくあったので仕事の重要な部分を任せたけれど竜頭蛇尾でちっとも成果が上がらなかった」
  5. 「この映画は主役級のキャスティングだから絶対面白いと思ったのに竜頭蛇尾の結果だった」

「竜頭蛇尾」は期待外れや尻すぼみの場合に用いられる言葉で、最初から最後まで勢いがない場合または勢いがある場合には使用しません。

 

勢いばかりよくても結果が大切です。

「竜頭蛇尾」とは最初は勢いよく、周りも期待するのだけれど、最後は「あれ?どうしちゃったの?」と思うくらい勢いがない時に使います。
仕事上で勢いばかりよくて気に入られたのに、内容が伴わなかったり期待外れなどで相手をがっかりさせないように注意したいものですね。
勢いも良く結果も良いことが大切です。
「竜頭蛇尾」だと言われないように、しっかりと中身のある行動を心がけましょう。

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