「五穀豊穣」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

この記事は、約511秒で読むことができます。

日本は古来より農耕民族と言われており、皆さん一度は「五穀豊穣」という言葉を見たことはあるのではないでしょうか。

神社に行くと「五穀豊穣・無病息災」と書いてある絵馬があったり、小学生の習字の授業で「五穀豊穣」と力強い字で書いてあったり、何かと縁起が良いイメージをお持ちの方が多いと思います。

そこで皆さん、「五穀豊穣」の意味をご存じでしょうか。

この記事では、「五穀豊穣」の意味や語源、英語表現や類義語、使い方や例文をご紹介します。

 

スポンサードサーチ

「五穀豊穣」の意味と語源

「五穀豊穣」の意味

それでは、「五穀豊穣」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「五穀豊穣」は「ごこくほうじょう」と読みます。

「五穀豊穣」とは、「農作物が豊かに実りをもつこと」という意味です。

日本は古来から作物を育て実りを作ることで、その恩恵を受けてきました。生活の基盤になっていた、「五穀」が豊かに育つことを祈った熟語であるということです。

「五穀豊穣」の語源

続いて、「五穀豊穣」の語源をご紹介します。

「五穀」と「豊穣」の二語に分けてご紹介します。

「五穀」とは、「米・麦・粟(あわ)・豆・黍(きび)」を指し、これらは古来より日本人の主食として食されてきました。今でこそ「粟」や「黍」は常用的に食べられてはいませんが、いわゆる古代の時代には祝事や祭事の際に食べられていました。つまり生活の基盤とも言えるわけです。

「豊穣」とは「豊かに実ること」を指します。「穣」という字は馴染みがないですが、農耕関係の字で「豊かさ」という意味を持つ字です。

日本人にゆかりあるものと縁起が良い言葉が含まれているので、参拝の時に用いられるのもうなずけますね。

今でこそ粟と黍はあまり食べられませんが、素朴な味なので興味がある方はぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。

 

スポンサードサーチ

「五穀豊穣」の英語表現と類義語

「五穀豊穣」の英語表現

次に「五穀豊穣」の英語表現をご紹介します。

  • Abundant crop(五穀豊穣)

【例文】

  • There is a festival for the purpose of praying abundant crop in Japan. (日本では五穀豊穣を願うための祭りがある。)
  • I make habit of preying abundant crop every morning.(私は毎朝、五穀豊穣を祈ることを習慣としている。)

「abundant crop」は、直訳すると「豊富な穀物」という意味になります。

海外には元々、「五穀豊穣」の文化がないものなので「豊作を祈る」という表現が最も近いと言えるでしょう。したがって、英文中では「prey(祈る)」とセットで「prey abundant crop」と表現されます。

「五穀豊穣」の類義語

「五穀豊穣」の類義語をご紹介します。

  • 五穀豊登(ごこくほうとう)
  • 豊年満作(ほうねんまんさく)

「五穀豊登」の「豊登」とは「豊かに生い茂るさま」を意味します。「豊穣」の言い換え表現になっており、「農作物が生い茂っているさま」を意味します。

「豊年満作」は「農作物が豊かに実り、収穫が多いさま」を意味します。

これらに関しては、「五穀豊穣」と全く同じの言い換え表現として認識しておきましょう。

 

「五穀豊穣」の使い方

最後に、「五穀豊穣」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「毎朝、五穀豊穣を願って畑に祈りをささげる。」
  2. 「五穀豊穣、無病息災、家庭円満と絵馬に書いておいた。」
  3. 「私の出身地では11月頃、五穀豊穣を願うお祭りがあったよ。」
  4. 「この神社は、五穀豊穣の神様が宿っているらしいよ。」
  5. 「五穀豊穣を願うことが日本の文化だそうだ。」

例文のように「五穀豊穣」が用いられる場面は、豊作を祈る場合と縁起文句として用いられることが多いです。

縁起文句であることから、文中では「五穀豊穣を祈る・願う」という形で用いられます。

直接的に農作物の健やかな実りを祈っている表現と、間接的に円満に生活を送ること暗に示している表現があるので、どちらも誤用ではないことに注意しましょう。

 

スポンサードサーチ

豊かな生活を表すことば「五穀豊穣」

「五穀豊穣」は、豊かな生活を送るための言葉という認識を持つことが大事です。

生活の基盤ともいえる「五穀」の実りを願い、真摯に祈ることで日本人は日々進歩してきました。いうなれば日本人としての心構えが顕著に出ている言葉と言えるかもしれませんね。

用いられる頻度や皆さんが実際に用いる場面としては、それほど多くはないかもしれませんが、ぜひ押さえておきたい言葉です。

関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください