Contents
この記事は、約5分で読むことができます。
学校で習った歴史上の人物の人生を読んでみると、現代のわたしたちのように平凡ではなく起伏が激しいすごい人生を送っている人が多いですよね。
自分の悩みなんてちっぽけに感じるほど、彼らの人生は浮き沈みが激しいものです。
そんな時に使う言葉が「波乱万丈」です。
聞いたことがある人も多いと思いますが、「波乱万丈」ってどんな意味かご存知ですか?
テレビ番組のタイトルにも使われていますが、人の人生などを表すときに用いられる言葉です。
この記事では「波乱万丈」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「波乱万丈」の意味と語源
「波乱万丈」の意味
それでは「波乱万丈」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが「波乱万丈」は「はらんばんじょう」と読みます。
「波乱万丈」とは「変化が激しい」という意味です。
普通の変化ではなく、劇的な変化にとんでいる時に使います。
物に対してというよりも「波乱万丈の人生」というように、人の一生や人生を表す例えとして使われる言葉です。
「波乱万丈」の語源
続いて「波乱万丈」の語源を紹介します。
「波乱万丈」を二語に分けて紐解いていきます。
まず「波乱」とは、「大小の波」のことで変化や起伏を指します。
「波」は文字通り「海の波」で、「乱」は「秩序が乱れる」または「戦争などによって世の中の安寧が失われること」を指します。「応仁の乱」など歴史上の戦いにも用いられます。
「万丈」とは、非常に高いことの例えです。「万」は数字の万、「丈」とは長さの単位を指します。
「波乱万丈」の英語表記と類義語
「波乱万丈」の英語の表現
次に「波乱万丈」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- Be full of ups and downs (波乱万丈)
- Stormy(嵐のような、激しい)
【例文】
- His life was full of ups and fowns(彼の人生は波乱万丈だった)
- Mine is stormy life,too.(わたしの人生も波乱万丈だった)
「full of」で「~でいっぱい、~だらけ」、「ups and downs」で「浮き沈み、上下に」という意味ですので、直訳すると「浮き沈みだらけの」という意味になります。
「stormy」は「stormy day(嵐の一日)」などのように天気として使うこともありますが「激しい」という意味として人生や討論など天気以外を強調する言葉としても使われます。
「波乱万丈」の類義語
「波乱万丈」と似た意味や構成を持つ言葉を紹介します。
- 波乱曲折(はらんきょくせつ)
- 紆余曲折(うよきょくせつ)
- 山あり谷あり
「波乱曲折」は、「波乱」は「波乱万丈」の中の意味と同じの「大小の波」という意味で、「曲折」とは文字の通り折れ曲がるという意味ですので、「波乱曲折」は波の変化を表します。
「紆余曲折」は「紆余」は道などが曲がりくねっている様子、「曲折」は折れ曲がることですので道などが折れ曲がり曲がりくねっている様子。
「山あり谷あり」は文字通り「山も谷もある過酷な状態」を指します。
どれも「波乱万丈」と同じように人の人生などの変化の例えとして使われます。
「紆余曲折」については、こちらの記事に詳しく書いています。
「波乱万丈」の使い方
最後に「波乱万丈」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「彼の人生は、波乱万丈であった」
- 「自分の波乱万丈の人生を小説にしてみたい」
- 「彼とは波乱万丈の末、別れを決意した」
- 「政治とは、波乱万丈がつきものである」
- 「映画のストーリーのような波乱万丈の生き方」
「波乱万丈」は、主に人の人生などの例えとして用いられることが多い言葉です。
歴史上の人物や、起伏のある人生を送ってきた人に対して使うのをよく耳にする人も多いと思います。
「波乱万丈の~」「波乱万丈で~」などと使われます。
良い時も悪い時もあっての人生
「波乱万丈」は、激しい人生の例えとして使われる言葉です。
有名な人の「波乱万丈の人生」の話を聞くとかっこよく憧れるものですが、「波乱万丈」と表現されるからにはそれなりの激動の人生を送ってこられたからこそですね。
自分の人生を「波乱万丈の」と例えたくなりますが、それに見合った苦痛や困難を経験しないといけません。自分に使う言葉としては、ハードルが高いかもしれませんね。
コメントを残す