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昨今、インターネットの普及は著しくビジネスもプライベートもインターネット環境がないと不便な世の中になりました。
それに伴って重要な用件などもメールで、ということが大半ですが文面は事務的なものになりがちです。挨拶をすることもなく寂しく感じることがあります。
ひとこと「ありがとうございます」など付け加える気持ちは忘れないように心がけていきたいものです。
この記事では「片言隻語」の意味や語源、英語・類義語表現や例文を用いた使い方をご紹介していきます。
「片言隻語」の意味・語源
「片言隻語」は「へんげんせきご」と読みます。
「片言」とつい「かたこと」と読んでしまうのでこの機械に覚えておきましょう。
「片言隻語」の意味は?
「片言隻語」とは「ちょっとした短い言葉、ひとことふたこと」という意味です。
話が弾むとつい余計なことを言ってしまったり、ひとことふたことで揚げ足を取られたりすることもありますね。言葉の中にある、少しの言葉が話す人の本質だったりすることも少なくはないでしょう。
「片言隻語」の語源は?
- 「片言」・・「短い言葉、たどたどしい言葉」という意味
- 「隻語」・・・「ちょっとした言葉、わずかな言葉」という意味
「言」も「語」も言葉を表しています。「片」は「片方」や「片面」のように二つあるもののうちのひとつを表します。また「隻」は「尾の短いずんぐりした小鳥」の象形と「右手」の象形を表しているので、そこから「鳥一羽」「ひとつ」を意味する漢字となりました。
同じ意味の熟語を並べた四字熟語は意外に多いもの表現力の強さなのかもしれませんね。
「片言隻語」の英語・類義語
それでは「片言隻語」の英語・類義語で表現するとどのようなものになるのかご紹介していきます。
「片言隻語」の英語表記
「片言隻語」を英語で表現すると以下のようになります。
- Few words
- single word
【例文】
- without omitting a single word(片言隻語をもらさず)
「word」は「言葉」という意味ですので「single」と合わせると「ひとつの言葉」となり、「Few words」は「ひとことふたこと」をいう意味になりますので「片言隻語」に合った英訳になりますね。
「片言隻語」の類義語
次に「片言隻語」の類義語にはどのようなものがあるのかみていきましょう。
- 片言隻句(へんげんせきく)
- 一言半句(いちごんはんく)
「次の読みの四字熟語を漢字になおしなさい。」とテストに出題されたとき、意味は似ているのですが、読み方はどれも違うので注意しておかないとうっかりミスで点を落としかねないのでしっかり覚えておきましょう。
「一言半句」については、こちらの記事に詳しく書いています。
「一言半句」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】
「片言隻語」の使い方
それでは「片言隻語」はどのように使われているのか例文をご紹介していきます。
【例文】
- 「彼は取り調べにおいて、犯人の片言隻語を聞き逃さなかった。」
- 「彼女は、片言隻語を捕らえて揚げ足を取ってくるので面倒くさくなる。」
- 「トップの政治家の片言隻語が政治を揺るがすこととなった。」
- 「最近おかしな片言隻語が、わたしのところにまできこえてくるようになった。」
- 「原作を忠実に片言隻語もくずさないように訳しました。」
上記のようネガティブな印象を与える表現になることが多い「片言隻語」ですね。しかし会話のちょっとしたひとことを指摘する人がいますが、良く言えば人の話をよく聞いているのではないでしょうか。発言することは簡単なようですが責任の上に成り立つものなのですね。
「片言隻語」でコミュニケーションを深めよう
ここまで「片言隻語」について解説してきました。
言葉は人間に与えられた最大の表現方法でしょう。現代社会においてはどんなこともメール発信しがちですが、自分の言葉で伝えたひとことふたことがコミュニケーションの手段になるのではないでしょうか。
あなたの「片言隻語」を聞いてくれる人がいることは、案外良いことなのかもしれませんね。
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ご参考までにどうぞ。
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