Contents
この記事は、約5分で読むことができます。
突然ですが、「百発百中」の力を持っている人って存在すると思いますか?もし存在するなら、とても羨ましいですよね。
時々、自分の人生が「百発百中」だったら、どんな素晴らしい人生になるんだろうか…と思ってしまうことがあります。とはいっても、なかなか「百発百中」とならないからこそ人生楽しいのかもしれません。
ところで、「百発百中」の意味をご存知ですか?よく耳にする言葉なので、聞いたことがある方は結構多いかもいしれませんね。
この記事では「百発百中」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「百発百中」の意味と語源
「百発百中」の意味
はじめに、「百発百中」の意味についてご紹介したいと思います。
まずは読み方ですが、「百発百中」は「ひゃっぱつひゃくちゅう」と読みます。
「百発百中」とは「発射したもの全てが命中すること」「予想したことや計画が全てうまくいくこと」という意味です。
つまり、「何をしても必ず成功する」という意味の言葉ですね。
「百発百中」の語源
次に、「百発百中」の語源についてご紹介します。
「百発百中」は、中国の「戦国策」に書かれた話が語源となっています。
その話とは、昔、中国の楚にいた弓の名人である「養由基」が、百歩離れた所から柳の葉を狙って百回弓を射たところ、百回とも柳の葉に命中させたという話です。
この話が「百発百中」の「全て命中する」という意味を表し、この意味が転じて「全て成功する」という意味で使われるようになったんですね。
「百発百中」の英語表現と類義語
「百発百中」の英語の表現
続いて「百発百中」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。
- Never miss(百発百中)
【例文】
- His expectation is never missed(彼の予想は百発百中だ)
- Hit every shot(百発百中当たる)
「never」は「決して~しない」という意味で、「miss」は、「ミス」「失敗」「見逃す」という意味があります。なので、「never miss」は直訳で「決して失敗しない」などとなり、「百発百中」の意味を表していることになります。
また、例文のように「発射したもの全てが当たる」という意味の「hit every shot」で表される場合もあります。他にも「決して目的を外さない」という意味の「never miss a target」など、色々な言葉で言い換えることができるので、文章に合ったものを選んで使い分けるといいかもしれませんね。
「百発百中」の類義語
次に「百発百中」と似たような意味をもつ言葉をご紹介していきます。
- 百戦百勝(ひゃくうせんひゃくしょう)
- 一発必中(いっぱつひっちゅう)
「百戦百勝」は、「百回戦って百回とも勝つ」という例えから「戦えば必ず勝つ」という意味で使われています。戦うことと弓を射るという部分こそ違いますが、「何かを百回して百回とも成功する」という意味では「百発百中」と同じですね。
「一発必中」とは、「弓などを目標に必ず当てること」という例えから「一回で必ず成功させる」という意味で使われている言葉です。「必ず目標に当てる」という部分が「百発百中」と同じですね。
「百発百中」の使い方
最後に「百発百中」の使い方をご紹介します。
【例文】
- 「母の予想は百発百中当たる」
- 「百発百中の腕を持つ」
- 「なかなか百発百中とはいかない」
- 「百発百中の正確さが欲しい」
- 「あの占い師は百発百中言い当てる」
「百発百中」は、様々な場面で使うことができる言葉です。予想が当たった時などは「百発百中当たる」といった言い方をされることが多く、失敗しない人を褒める時は「百発百中の腕をもつ」「百発百中の正確さがある」などといった言い方をされることが多いですね。
反対に、予想が外れた時には「百発百中とはいかない」「百発百中は難しい」といった言い方をし、「百発百中の正確さが欲しい」などといった言い方をされる場合もあります。
成功した場合だけでなく、失敗した場合にも使うことができる言葉なんですね。
「百発百中」失敗?
稀に、必ず失敗することを「百発百中失敗する」などと表現する人がいます。しかし、「百発百中」は失敗しないことを表す言葉なので、「百発百中失敗する」といった言い方は間違いになります。
「百発百中」の意味を打ち消すような使い方には注意しましょう。
コメントを残す