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学校の授業を受けていたり、仕事で上司の話を聞いていたりする時に「事理明白」なことって度々あるのではないでしょうか。
いちいちそんなこと言われなくても分かっているとか、そんなところから話されなくてもいいだろとか、思ってしまいますよね。
ところで、「事理明白」の意味をご存じでしょうか。
この記事では、「事理明白」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。
「事理明白」の意味と語源
「事理明白」の意味
最初に、「事理明白」の意味をご紹介します。
まず読み方ですが、「事理明白」は「じりめいはく」と読みます。
「事理明白」とは、「物事の道理や筋道がはっきりとしていること」という意味です。
つまり、「この結果はこれが原因なんだ」であったり、「こうしたら改善が見込めるのだ」であったり、そういったことがはっきりとしていることという意味です。
「事理明白」の語源
次に、「事理明白」の語源をご紹介します。
「事理」と「明白」に分けてご紹介します。
「事理」は「物事の道理」という意味です。この「事理」という言葉は、事実と理論という相反する言葉が縮まって成り立っている言葉です。
「明白」は「はっきりとしていること」という意味です。「明」という字は「明るい」という意味の他にも「明るみにでる、明らかになる」という意味もあります。
「事理明白」は「物事の道理がはっきりとしていること」というのが直訳です。
自分の身の回りに起きている様々なことが、「事理明白」のレベルまで持っていけたらどんなに生活が楽になることでしょうか。
ぜひ「事理明白」を目指して一つのことを探求してみてはいかがでしょうか。
「事理明白」の使い方
続いて、「事理明白」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「ちゃんと言ったことが分かっているのか。きちんと調べて事理明白な段階まで調べ上げるんだ。」
- 「事理明白を目指して日々探求している。終わりがないね。」
- 「その事件に関しては、事理明白だった。おそらく家庭内の問題が原因だろう。」
- 「今晩までにこの問題について事理明白にして、すっきり帰宅しよう。」
- 「この社会問題は事理明白だ。徹底的に膿を出し切った方がいい。」
「事理明白」は「物事の道理がハッキリとさせること」を表しています。使い方としては、「~は事理明白だ。」や「事理明白な~」という形で用いられます。
「事理明白」は、物事に対して用いられます。「事理明白な人」や「事理明白な〇〇さん」というのは誤用なので注意してください。
「事理明白」の類義語と英語表現
「事理明白」の類義語
それでは、「事理明白」の類義語をご紹介します。
- 自明之理(じめいのり)
- 論旨明快(ろんしめいかい)
「自明之理」は、「説明する必要のないほど明らかであるさま」という意味です。「自明」は「おのずと明らかなさま」という意味で、「事理明白」と似た意味を持ちます。
「論旨明快」は、「文章の要点が筋道だっているさま」という意味です。「論旨明快」は「事理明白」と違って文章に対して用いることができる言葉です。
「事理明白」の英語表現
最後に、「事理明白」の英語表現をご紹介します。
- logic being indisputable(事理明白)
【例文】
- This is a logic being indisputable. You don’t need to think deeply.(これは事理明白だ。熟考する必要はない。)
- People who play this accident are a logic being indisputable.(この事件を起こした犯人は事理明白だ。)
「logic」は「論理」、「indisputable」は「明白な」を意味しています。直訳すると「明白な論理」となります。
他にも、「facts being beyond dispute」でも表現することができます。
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まとめ
以上、「事理明白」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | じりめいはく |
意味 | 物事の道理や筋道がはっきりとしていること |
語源 | 「事理」=「物事の道理」、「明白」=「はっきりとしていること」 |
類義語 | ・自明之理(じめいのり) ・論旨明快(ろんしめいかい) |
英語表現 | logic being indisputable(明白な論理) |
「事理明白」は、日常生活においてもビジネスにおいても多用される言葉です。きちんと意味や使い方をおさえておきましょう。
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