「固定観念」とは?意味や英語&類義語表現、使い方の例文をわかりやすくご紹介!

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「固定観念」を持っている人は結構多いですよね。むしろ、ほとんどの人が「固定観念」を持っているといっても過言ではないのかもしれません。

実際、私の周りにも「固定観念」を持っている人はたくさんいます。

持っている分には何とも思わないのですが、その「固定観念」を押しつけてくるような人は少し面倒ですよね。

ところで、「固定観念」の意味はご存知ですか?

この記事では「固定観念」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「固定観念」の意味と語源

「固定観念」の意味

はじめに、「固定観念」の意味についてご紹介したいと思います。

まずは読み方ですが、「固定観念」は「こていかんねん」と読みます。

「固定観念」とは「人の意見や状況などによって変わることのない考え」という意味です。

つまり、「絶対に変わらない考え」という意味です。

「信じて疑わない」と言えば聞こえはいいですが、悪く言えば「思い込み」や「決めつけ」とも言えますね。

「固定観念」の語源

次に、「固定観念」の語源についてご紹介します。

「固定」とは、「一定の場所から動かないようにすること」「一定の状態から変化しないこと」という意味です。

続く「観念」とは、「物事に対する考え」という意味です。もともと「観念」は仏教語で「精神を集中させて思い入ること」という意味で使われていました。

この意味が転じて「深く考えること」「深く考えた結果」となり、「物事に対する考え」という意味で使われるようになったと言われています。

これらのことから、「固定観念」は「物事に対して変わることのない考え」といった意味であることが分かりますね。

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「固定観念」の英語表現と類義語

「固定観念」の英語の表現

続いて「固定観念」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。

  • Fixed idea(固定観念)
  • Stereotypes(固定観念)

【例文】

  • He wants to change his fixed idea.(彼は固定観念を変えたいと思っている)
  • breaking stereotypes.(固定観念を打ち破る)

「Fixed」は「固定」「定着」「不変」といった意味で、「idea」は「考え」「観念」という意味です。

ですので、「Fixed idea」は「固定観念」そのものを表していることになります。そして、「Stereotypes」も同じく「固定観念」という意味です。

「Fixed idea」は「変わらない考え」という意味に近く、「Stereotypes」は、「型にハマったような考え」「決まった考え」という意味に近いので、文章に合わせて使い分けるといいかもしれませんね。

「固定観念」の類義語

次に、「固定観念」の類義語をご紹介していきます。

  • 既成概念(きせいがいねん)
  • 一徹短慮(いってつたんりょ)

「既成概念」とは、「社会的に広く認められている考え」「すでに出来上がっている一般的な考え」という意味です。

「個人」と「社会」という部分は違いますが、「変えにくい考え」という意味では「固定観念」と同じですね。

「一徹短慮」は、「強く思い込んでいて、よく考えないこと」という意味です。つまり「人の意見を聞かない」「深く考えない」といった意味を表す言葉です。

「考えを変えない」「強く思いこむ」という部分が「固定観念」と同じですね。

こちらの「首尾一貫」は、「固定観念」よりも前向きな四字熟語です。

“頑固”という意味では、こちらも「固定観念」の類義語と言えます。

 

「固定観念」の使い方の例文

最後に、「固定観念」の使い方を紹介します。

【例文】

  1. 「あの人は、固定観念から解放されるべきだ」
  2. 「彼らは、自分たちの持つ固定観念を打ち破った」
  3. 「あまり、固定観念にとらわれるのは良くない」
  4. 「私は昔のように、固定観念にすがるのはやめた」
  5. 「やはり、誰もが固定観念を持っているものだ」

「固定観念」は「決めつけ」や「偏った考え」を表す言葉なので、悪い意味で使われることが多いです。

特に、「頭が固い」「思い込みが激しい」ことを表す際などによく使われます。

「固定観念を持つ」「固定観念に執着している」「固定観念にとらわれる」「固定観念にすがる」などといった言い方をされることが多いですね。

また、逆の意味で使う場合は「固定観念から解放される」「固定観念を振り払う」「固定観念を打ち破る」などといった言い方をします。

 

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「固定観念」の英語表現「Stereotypes」とは

英語表記のところでご紹介した「Stereotypes」は「ステレオタイプ」と読みます。

音楽をイメージする人も多いと思いますが、これは人の性格を表す言葉として使われているものです。

由来は、音楽の「ステレオ」ではなく、鉛版を表す「ステロ版」です。

一般的に「ステレオタイプ」の人とは、「型にはまった考えしかできないような人」「先入観や思い込みしか信じていない人」など、「考えが固い」「融通がきかない」タイプの人のことを指します。

ビジネスシーンでも使われる言葉なので、「固定観念」の意味と一緒に覚えておくと良いかもしれませんね。

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