「大言壮語」使い方の例文を5つご紹介。意味や英語・類語の表現とは?

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「一番になってみせる!」と向上心のあることは、素晴らしいですよね。勉強でも運動でも、どんなことでも努力をすれば、誰でも一番になれる可能性はあります。
ただ、言葉に発するものの己の力を過信して、結果的には「口だけで威勢のいい人」と、失笑されてしまう人がいるのも事実です。
そんな人を表現する言葉に「大言壮語」という四字熟語があります。
この記事では「大言壮語」の意味や英語・類義語表現、例文による使い方をご紹介します。

 

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「大言壮語」の意味と語源

この「大言壮語」を「だいげんそうご」と読んだ方は、多いかもしれませんね。(実際、わたしもそう読みました。)
正解は「たいげんそうご」と読みます。
一字の読み方が違うだけですが、このように、一瞬考えてしまう読み方が多いのも、四字熟語の面白さであるといますね。

「大言壮語」の意味

「大言壮語」とは、『実力以上に大きなことを威勢よく堂々と言うこと』という意味です。
なんとも耳の痛い四字熟語ですね。
それでは「大言壮語」の語源とはのようなものか、見ていきましょう。

  • 「大言」・・・大きく言うこと、すなわち大袈裟に言うことを表す言葉
  • 「壮語」・・・威勢のある言い方、偉そうな言い方を表す言葉

「大言壮語」は、故事などの引用ではなく「大言」と「壮語」という、二つの熟語を重ね合わせることで、より強調された意味を持つ四字熟語であることがわかりますね。

 

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「大言壮語」を英語・類義語

それでは次に「大言壮語」を英語・類義語で表現するには、どのようなものがあるのかご紹介していきます。

「大言壮語」の英語表現

「大言壮語」の英語表記には、以下のようなものがあります。

  • boasting・・・豪語、能書き
  • braggart・・・大言壮語する人

【例文】

  • He is always boasting of his achievements(彼はいつも自分の業績を自慢ばかりしている)


この例文では「boasting」を「自慢」と訳しています。「always(いつも)」と使うことで呆れていることが伝わりますね。
自慢することは決して悪いことではないですが、あまり度が過ぎると聞く方もこんな風に皮肉をこめてしまうのも世界共通なのかも
しれませんね。

「大言壮語」の類義語

次に「大言壮語」の類義語にはどんなものがあるのでしょうか。

  • 方言高論(ほうげんこうろん)
  • 針小棒大(しんしょうぼうだい)
  • 出任せ(でまかせ)
  • ほら吹き

「大言壮語」と聞けば聡明な表現ですが、「出任せ」「ほら吹き」と言われてしまうとお互いにとって良い印象とは決して言えませんね。
TPOに応じて使い分けることも心がけることが大切です。

「針小棒大」については、こちらの記事をご覧ください。

 

「大言壮語」を使い方

それでは「大言壮語」を使った例文をご紹介していきます。先にも解説しましたが、チクリとくる例文もあるかもしれませんね。

【例文】

  1. 「あの政治家は、単なる大言壮語な人物だとわかった」
  2. 「うちの社長は大言壮語な話をするけど、気にしないほうがいいよ」
  3. 「勝ったことがないのに、大言壮語なことばかりを言ってるね」
  4. 「大言壮語ではあるけれど、彼の人柄は憎めない」
  5. 「この事態に、大言壮語な討論をしている場合ではない」

基本的に否定的な言葉として「大言壮語」は用いられますが、威勢よく大きなことが言えるのは自分を奮い立たせる意味でも必要でしょう。
ただし、その限度や実力がそぐわないと例文のように揶揄(やゆ)されることになるのかもしれませんね。

 

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言ったからには全力で取り組もう

ここまで、「大言壮語」について解説してきました。
言葉とは口に出すと戻せません。些細なことで、周囲にはとても夢のある理想論も日々の努力と感謝をもって取り組む姿勢が見えるなら、たとえ達成できなかったとしても応援する気持ちになれます。
しかし、大袈裟なことをあえて言うことで自分を高める人がいる反面、口先だけの人がいるのも確かです。
「大言壮語な人」にならないよう心掛けていくことが大切であるといえますね。

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