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世の中にはありとあらゆるものが溢れかえっていますね。
沢山の物はそれぞれ色々な物が「素」で、できていると考えるのが普通です。
お菓子と、ビルは同じ材料からは生まれませんからね。
物を作る材料は異なっても、地球上に存在する「ものを作る素」というのは、非常に少ないことをご存知でしょうか。
簡単に説明すると「ものを作る材料の素」の「元素」です。普段の生活では素を考えることは少ないと思います。
ですが、世の中には絶対に欠かせない、無くてはならないものがあるのです。
この記事では「地水火風」の意味や語源、英語の表現や類義語、使い方の例文をご紹介します。
「地水火風」の意味と語源
「地水火風」の意味
それでは「地水火風」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「地水火風」は「ちすいかふう」と読みます。
「地水火風」とは「地と水、火と風という万物を構成する元素」という意味です。
あらゆる物質的構成の元を表わしています。
「地水火風」の語源
続いて「地水火風」の語源をご紹介します。
「地水火風」は、仏教語で「四大(しだい)」を表す言葉です。仏教では、万物で世の中ができているとされています。
人間の体も「地水火風」が元だと言われています。
それぞれの漢字を仏教でどのように表しているのか、また、普段私たちはどのようなことで使用しているのかご説明していきます。
まず、「地」は仏教で「堅い性質」ということです。
私たちは「地球」や「地面」「土地」などを表す言葉として使用しています。
次に「水」は仏教で「湿った性質」ということです。
一般的には「流れるもの」「動くもの」「水分」として私たちは使用しています。
続いて「火」は仏教で「熱の性質」です。
私たちは普段「熱いもの」「情熱」「欲求」を表すことで使用しています。
最後に「風」は仏教で「動く性質」です。
動くというのは「水」にも似ていますが、普段私たちは「成長」「移り変わり」「変化」で使用しています。
このように「地水火風」はどんな時代でもあらゆるものの元となって私たちの側にあるものです。
「地水火風」は「四大」ですが、インドでは「五大(ごだい)」とされ、五つ目の要素は「空(くう)」です。
「空」は「虚空」という使われ方をします。
「地水火風」の英語表現と類義語
「地水火風」の英語表現
次に「地水火風」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- earth, water, fire, and wind(地水火風)
【例文】
- The earth, water, fire and wind which is important even for Buddhism(仏教でも大切な地水火風)
- The earth, water, fire and wind which causes every material(あらゆる物質の元となる地水火風)
「earth, water, fire, and wind」とはそのまま直訳でも「地水火風」となります。
「and wind」と最後だけ「and」が付くところが面白いですね。
「地水火風」の類義語
「地水火風」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 四大元素(しだいげんそ)
「四大元素」とは、語源のところでもご紹介したとおり「地水火風」を別の表記で示したもので「万物の元となる四つの要素」です。
「四大元素」と聞いたら「地水火風」だということを頭に入れておくと良いでしょう。
「地水火風」の使い方の例文
最後に、「地水火風」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「仏教では、地水火風を元として万物が出来ていると言われている」
- 「地水火風は、四つの元素を表す言葉です」
- 「地水火風が揃わなければ、地球上のあらゆるものは無かったかもしれないね」
- 「地水火風は、私たちの身近にいつも存在しているものばかりだ」
- 「動物も地水火風が元で、できているんだってね」
「地水火風」は身近なものでもあり、無くてはならないものです。
「地水火風は(四大)」「地水火風で(できている)」などと使われることが多いです。
「地水火風」は見えないもの
「地水火風」は様々なものの「元」となるものでした。
「地水火風」には、目に見えるものと見えないものがあります。
私たち人間の「元」と言われてもピンとこない人も多いかと思いますが、「地」だけでも何も出来ず「水」だけでも何も生まれません。
もちろん「火」や「風」だけでもです。
目に見えない所で、それぞれの要素が作用して万物を作り上げているということなのです。
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