「再三再四」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】

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あなたは、何度聞いても頭に入っていかない時がありませんか?

同じ事を繰り返し尋ねると相手もイライラした表情になり、やっと自分が何度も同じことを聞いていたことに気付きます。

何度も繰り返すことには良いこともありますが、結果として悪くなることが多く感じますね。

この記事では、「再三再四」の意味と語源、英語表現と類義語、使い方の例文をご紹介します。

 

 

 

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「再三再四」の意味と語源

 

「再三再四」の意味

最初に、「再三再四」の意味をご紹介します。

まず読み方ですが、「再三再四」は「さいさんさいし」と読みます。

「再三再四」とは、「二度三度も、しばしば」という意味です。

しつこく迫ったり、何度も繰り返して言動するときなどに使われる言葉です。

何度も繰り返すことを数字に置き換えることでより伝えやすい言葉の意味になりました。

 

 

「再三再四」の語源

 

続いて、「再三再四」の語源をご紹介します。

 

「再三再四」をそれぞれの漢字に分けて解説していきます。

  • 「再」・・・「ふたたび、もう一度、重ねて」という意味
  • 「三」・・・「1から10の整数のうちの3」という意味
  • 「四」・・・「1から10の整数のうちの4」という意味

「四」という数字は、古代より「死」を連想させる数字として忌み嫌われてきました。

現代でも、「四」のつくものをなるべく避けようとする風潮はあらゆるところに残っています。

それに比べ、日本では「三」という数字は学校や礼儀作法などあらゆる場面で使われています。

「再二再三」ではなく、「再三再四」と古代からの表現としてあるのは「三」という中立としての数字と、「四」というネガティブな数字を「再」で結ぶことで「何度言わせるんだ!」といった心の叫びにも取れる表現になったのでしょう。

 

 

 

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「再三再四」の英語表現と類義語

 

「再三再四」の英語表現

 

次に、「再三再四」の英語表現をご紹介します。

  • over and over again(再三再四)
  • again and again(再三再四)

 

【例文】

  • I was told over and over again to him he will not listen.(私は彼に再三再四伝えたが、彼は聞かない。)

 

日本語に訳すと「again」は「繰り返す」「over」は「飛び越える」、隣り合わせることで「何度も何度も繰り返す」という強調した英訳になります。

「again」も「over」も、日本でも馴染みのある英語ですのでわかりやすいですね。

 

四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。

ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】

 

 

「再三再四」の類義語

 

それでは、「再三再四」の類義語をご紹介します。

  • 再三にわたり
  • 重ね重ね
  • しばしば
  • たびたび
  • 一度ならず

 

「再三再四」の類義語は多くありますが、四字熟語で類義語と言えるものはありません。

「再三再四」とは新聞や本など活字表現に用いられることが多く、類義語は会話や日常生活に用いることが多いものわかりますね。

 

「再三再四」と注意を受ける人の特徴として、「馬耳東風」であったり「固定観念」が強いというイメージがありますが、「馬耳東風」「固定観念」の記事も書いていますので合わせてご覧ください。

 

「人の意見や忠告を受け入れず、聞き流して心にも留めない様子」という意味の「馬耳東風」

「馬耳東風」の意味と語源、英語表現・類義語【使い方の例文もご紹介】

 

「人の意見や状況などによって変わることのない考え」という意味の「固定観念」

「固定観念」とは?意味や英語&類義語表現、使い方の例文をわかりやすくご紹介!

 

 

 

「再三再四」の使い方

 

最後に、「再三再四」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「息子には危ないから駐車場で走らない、と再三再四言っています。」
  2. 「基礎を再三再四積み重ねることで、初めて実践に繋がる。」
  3. 「都会に就職する私に、母は『うまい話には気をつけるように』と再三再四言いました。」
  4. 「社長は再三再四、彼に遅刻をしないよう伝えているが、彼はわかっているのか疑問だ。」
  5. 「市役所から再三再四注意されても、この場所にごみを捨てる人が後を絶たない。」

 

何度も何度も伝えることを「再三言っている」とも言いますが、「再三」に「再四」をつけることでより強調された言葉になりますね。

「~〇〇する」というように、「再三再四」の後に動詞が使われているのがポイントですね。

 

 

 

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まとめ:面倒なことも「再三再四」話せばわかる

 

以上、「再三再四」についてご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

 

読み方 さいさんさんし
意味 二度三度も、しばしば
語源 「再」=「ふたたび、もう一度、重ねて」
「三」=「1から10の整数のうちの3」
「四」=「1から10の整数のうちの4」
英語表現 ・over and over again(何度も何度も)
・again and again(何回も何回も)
類義語 ・再三にわたり
・重ね重ね
・しばしば
・たびたび
・一度ならず

 

昨今、ニュースでは嫌な事件が流れます。

中でも同じ事を防げなかった事件には、本当に胸が痛くなります。

大きな事件になる前に、どれだけの人が関わってきたのだろうかと考えさせられることもよくあります。

希薄になっている現代社会で「再三再四」言われる方も言う方も決してよい気分とはいえませんが、それも人間関係の構築には欠かせないものなのでしょう。

 

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