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あなたは、プラネタリウムに行ったことがありますか?
宇宙には数知れない星がありますね。
星座もそのひとつひとつの星が連なり成り立っています。
星は、誰もがともに見ることのできる存在であり、わたしたちの身近な存在であると言えます。
ここでは星から作られた四字熟語「泰山北斗」について、意味や英語・類義語、例文を用いての使い方をご紹介していきます。
「泰山北斗」の意味と語源
「泰山北斗」の意味
最初に、「泰山北斗」の意味をご紹介します。
まず最初に、「泰山北斗」は「たいざんほくと」と読みます。
また「北斗」は、あらゆる方面で、名前やタイトルにつけられている言葉ですね。
「泰山北斗」とは「その道を極め、仰ぎ尊敬される人」という意味です。
また「学問や芸術などあらゆる方面での第一人者」のことの意味ともされ、略して「泰斗」と表現します。
「泰山北斗」の語源は?
次に、「泰山北斗」の語源について見ていきましょう。
- 「泰山」・・・中国山東省にある名山
- 「北斗」・・・北斗七星
「泰山」は、古代中国の皇帝たちが、天や地を祭るための大きな儀式である封禅の儀式が執り行われていた山の一つです。
古代の人は数ある山の中でも「泰山」は、最高の場所であると考えていました。
「北斗」はおおくま座にある「ひしゃく」の形をした七つの星の並びで先端から柄にむかい「ほ」「く」「と」「し」「ち」「せ」「い」と呼ばれます。
「泰山」も「北斗」もだれもが仰ぎ見るものの対象であるとされてきました。「漢書」の「韓愈伝賛」には「学者のこれを仰ぐこと泰山北斗の如しと云へり」とあります。
「泰山北斗」の英語表現と類義語
「泰山北斗」の英語表現
続いて、「泰山北斗」の英語表現をご紹介します。
- the great dipper(泰山北斗)
- authority(泰山北斗)
【例文】
- He is a great authority on corporate law(彼は会社の権威である)
「泰山」と「北斗」を直訳すると、「Mt.Taishan and the Great Dipper.」=「泰山のいう山と北斗という星」になります。
本来の意味が通じにくいところがあるので、「authority」の意味である「権限・権力・権威者」に「great」とつけることで本来の意味である「その道の第一人者」となり、わかりやすいでしょう。
四字熟語の英語表現を、ビジネス場面別でまとめてみました。
ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選【英語勉強アプリもご紹介】
「泰山北斗」の類義語
それでは、「泰山北斗」の類義語をご紹介します。
- 天下無双(てんかぶそう)
- 天下無敵(てんかむてき)
- 第一人者(だいいちにんしゃ)
「天下」とは全世界や国全体を意味します。
「無双」は「並ぶものはないこと」「無敵」は「敵のいないこと」であり、これらを合わせると「世の中に並ぶものなし」「世の中に敵なし」という意味になります。
どの四字熟語もゲームやマージャン用語として目にすることが多いですね。
意味合いからも、勝負に勝つことを意識させる言葉であるといえるのといえるでしょう。
「第一人者」は、そのままですが「ある社会や分野の中で、最も優れていると認められた人」という意味です。
それぞれの四字熟語については、こちらの記事に詳しく書いています。
「天下無双」の意味や使い方の例文5つをご紹介!こんな語源があった!?
「天下無敵」の意味と語源とは?英語表現と類語、使い方の例文をご紹介!
「第一人者」とは?意味と語源、使い方の例文【類義語と英語表現】
「泰山北斗」の使い方
最後に、「泰山北斗」の使い方を例文でご紹介していきます。
【例文】
- 「泰山北斗と言われた城は陥落した。」
- 「彼は、日本文学界において泰山北斗です。」
- 「野球界においての泰山北斗は誰ですか?」
- 「東京ディズニーランドはアミューグメント界の泰山北斗だと言えるでしょう。」
- 「どの世界においても泰山北斗な人物が存在します。」
「泰山」と「北斗」は、ともに世間から一目置かれる存在です。
この二つの言葉が合わさることで、頭ひとつよりも群を抜いている場合に使われています。
また、偉大な人物に対して使われることの多い四字熟語です。
まとめ:「泰山北斗」は第一人者をしての存在と偉大な自然
以上、「泰山北斗」について、ご紹介してきました。
まとめると、以下の通りです。
読み方 | たいざんほくと |
意味 | その道を極め、仰ぎ尊敬される人 |
語源 | 「泰山」=「中国山東省にある名山」 「北斗」=「北斗七星」 「泰山」も「北斗」もだれもが仰ぎ見るものの対象であるとされてきたことから。 |
英語表現 | ・the great dipper(北斗七星) ・authority(権限) |
類義語 | ・天下無双(てんかぶそう) ・天下無敵(てんかむてき) ・第一人者(だいいちにんしゃ) |
ここまで、「泰山北斗」について解説してきました。
古代から新しいものが生まれることには、最初に手がけた人が存在します。
記録を作ればその記録は塗り替えられるためのものになりますが、最初に築き上げた人物の偉大さは不動のものです。
「泰山」と「北斗」いう高く不同な存在を、古代の人は人物像などに置き換え、現代にまで受け継がれているのですね。
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