「自縄自縛」とは?意味や使い方の例文をご紹介【英語・類義語】

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あなたは、「自縄自縛」の状態に陥った経験はありますか?私は自分の中で決めている細かいルールが多いため、よく「自縄自縛」に陥ってしまいます。「自縄自縛」の状態にならないように自分の中のルールを変えたいのですが、なかなか自分のルールというものは変えられないものですね。
ところで、「自縄自縛」の意味はご存知ですか?
この記事では「自縄自縛」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「自縄自縛」の意味と語源

「自縄自縛」の意味

はじめに、「自縄自縛」の意味についてご紹介したいと思います。
まずは読み方ですが、「自縄自縛」は「じじょうじばく」と読みます。
「自縄自縛」とは「自分の言葉や心がけで、身動きができなくなり苦しんでしまうこと」という意味です。
つまり、「自分で自分の首を絞める」「自分で自分を追い込む」といったことを表す言葉ですね。

「自縄自縛」の語源

次に、「自縄自縛」の語源についてご紹介します。

「自縄自縛」とは、「自分の縄で自分を縛る」ということを表した言葉です。そして、これが転じて「自分の言葉や振る舞いで自分を縛りつけて苦しくなること」という意味で使われるようになりました。
「自縄」は「自分の縄」、つまり「自分の言動」を表します。そして、「自縛」は「自分を縛ること」という意味なので、「自由に身動きがとれない」ということを表していることになりますね。

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「自縄自縛」の英語表現と類義語

「自縄自縛」の英語の表現

続いて「自縄自縛」が英語でどのように表現されているのかをご紹介します。

  • The fowler caught his own net(自縄自縛)

【例文】

  • He caught in his trap.(彼は自縄自縛に陥った)
  • Everyone may caught in one’s own trap.(誰でも自縄自縛に陥る可能性はある)

「The fowler caught his own net」は、英語のことわざで「野鳥を獲る人は自分の網に捕まる」という意味です。つまり、「自分が自分で仕掛けた網に捕まる」という意味ですね。まさに英語版の「自縄自縛」と言えます。
ただし、「自縄自縛に陥る」と表現する際は例文のように「自分の罠に捕まる」という意味の「caught in one’s trap」を使います。「自縄自縛」そのものを表す場合と、「自縄自縛に陥ること」を表す場合で表現方法が異なりますので注意しましょう。

「自縄自縛」の類義語

次に「自縄自縛」と似たような意味をもつ言葉をご紹介していきます。

  • 無縄自縛(むじょうじばく)
  • 自業自得(じごうじとく)

「無縄自縛」とは、「ありもしない縄で自分自身を縛ること」という意味です。つまり、「固定観念や常識などの見えないものにとらわれ過ぎて自分自身の言動を制限すること」という意味ですね。少し意味は違いますが、「自分で自分を縛る」という部分が「自縄自縛」と同じです。
「自業自得」とは、「自分の行ったことの報いを自分が受ける」という意味です。一般的には、「自分がした悪い行動が自分にとって悪い結果で返ってくる」という意味で使われている言葉です。ですので、「自縄自縛」は一種の「自業自得」とも言えますね。

「自業自得」の記事は、こちらをどうぞ。

 

「自縄自縛」の使い方

最後に「自縄自縛」の使い方を紹介します。

【例文】

  1. 「色々と調べているだけで行動にできず、自縄自縛に陥ってしまった」
  2. 「彼は悩みを解消できずに、自縄自縛の状態だ」
  3. 「自分のことを自慢していたせいで、プライドが許さないようだ。それは自縄自縛だろう」
  4. 「あの発言は周りからすれば賛成できない。その結果、彼は自縄自縛となる」
  5. 「あの人は私腹を肥やしたため、仲間が離れていった。まさに自縄自縛だね」

「自縄自縛」は、「自分で自分を苦しめている」といったことを表す際に使われる言葉です。
「自縄自縛に陥る」「自縄自縛の状態」「自縄自縛となる」といった言い方をされることが多いですね。
ビジネスなどでは「自分の言動によって自分の立場が苦しくなる」といった意味で「自縄自縛」が使われる場合もあります。

いずれの場合もマイナスな意味ですので、「自縄自縛」となっている本人に向かって「自縄自縛」という言葉を使うのは避けましょう。

 

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「自縄自縛」にならないために

他人に厳しい人ほど、「自縄自縛」に陥りやすいと言われているのをご存知ですか?他人に「~してはダメ」「~するべきだ」と厳しく言ってしまうと、もちろん自分もそうしなくてはならなくなりますよね。つまり、人に求めることと同じことを自分もしなければならなくなります。
ですが、人に対して優しく大らかな人は自分の固定観念などで人や自分を縛ることがないので、「自縄自縛」に陥る可能性はほとんどありません。
どちらが良いとは一概には言えませんが、なるべく「自縄自縛」の状態になりたくない人は、他人に厳しくし過ぎないようにしましょう。

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