「創意工夫」とは?意味や語源、使い方の例文!英語表現と類義語もご紹介

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作品などを褒める時に「創意工夫されていて素晴らしい」と言う人がいたり、ビジネスの場面でも「創意工夫した企画にして」などと言われることがあります。
このように「創意工夫」という言葉は日常生活でもよく出てくる四字熟語です。
つい先日も、面白そうな企画を出したらしい同僚が「創意工夫の才能があるな」と、上司に褒められて喜んでいるのを羨ましい目で見ていたところです。
ところで、「創意工夫」の意味ってご存知ですか?
ビジネスでもよく出てくる四字熟語なので、きちんと理解しておいてくださいね。
この記事では「創意工夫」の意味や語源、英語の表記や類義語、使い方の例文をご紹介します。

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「創意工夫」の意味と語源

「創意工夫」の意味

最初に「創意工夫」の意味について、ご紹介したいと思います。
まずは読み方ですが「創意工夫」は「そういくふう」と読みます。
「創意工夫」とは「これまでに誰も考えつかなかったような新しい方法や手段を見つけ出す」という意味です。
周りをビックリさせるような斬新なアイデアや独創的なアイデアを考え出すということですね。ネットで調べて出てくるような簡単なアイデアや誰でも思いつくようなアイデアに対しては、「創意工夫」を使うことはできないので注意しましょう。

「創意工夫」の語源

次に「創意工夫」の語源について、ご紹介します。
分かりやすく説明するために「創意」と「工夫」に分けて説明したいと思います。
まず「創意」には、「新しい思いつきや考え」という意味があります。また、「誰にも思いつかないような考え」という意味もあるため、「創意=独創的」といった意味で捉えられることも多くなっています。
そして普段から使うことが多い「工夫」という言葉には、「いろいろと考えをめぐらせていい方法や手段を見つける」という意味があります。
どちらも簡単にできることではないので「創意工夫」がどれだけ凄いことなのかが分かりますね。

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「創意工夫」の英語表現と類義語

「創意工夫」の英語の表現

続いて「創意工夫」が英語でどのように表現されているのかを紹介します。

  • Originality and ingenuity(創意工夫)

【例文】

  • ingenious work(創意工夫を凝らした作品)
  • it’s important to be creative(創意工夫することが大切だ)

「Originality」は「創意、独創性」という意味で、「ingenuity」は工夫という意味です。
なので、直訳すると「創意と工夫」となります。
しかし、英語の場合は「創意」と「工夫」を繋げて使う場合は少なく、例文のように「ingenious(巧妙)」「creative(独創的)」など「創意」や「工夫」に似た意味の単語を使って表す場合がほとんどです。

「創意工夫」の類義語

では、「創意工夫」と似たような意味を持つ言葉をご紹介していきます。

  • 専売特許(せんばいとっきょ)
  • 意匠惨憺(いしょうさんたん)

「専売特許」とは「特許」の旧称で、「その人だけが得意とすること」「他の人に真似できない」という意味です。「創意」の「独創的な考え」という意味に似ています。
「意匠惨憺」は「工夫をするためにいろいろな苦労をする」という意味があり、「工夫」の「いろいろと考えをめぐらせる」という意味と似ています。

 

「創意工夫」の使い方

最後に「創意工夫」の使い方を紹介します。

【例文】

  1. 「創意工夫を凝らした作品が多く展示されている」
  2. 「この企画には、細かい創意工夫がされていて魅力的だ」
  3. 「創意工夫して、効率的よく仕事ができた」
  4. 「お互いに創意工夫しながら、いい作品を作っていこう」
  5. 「創意工夫したいが、その才能がないので物作りは苦手だ」

「創意工夫」は「創意工夫された料理」「創意工夫された企画」など褒め言葉として使用する場合や、「創意工夫して」「創意工夫しながら」など、何かを作る時や考える場合などによく使われます。
「創意工夫を凝らした~」「創意工夫された~」「~を創意工夫する」などといった使い方をされることが多いようですね。

 

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「創意工夫」は簡単にできない

「創意工夫」するためには独創性や努力が必要になります。「創意工夫」は簡単にできる事ではないので安易に「創意工夫して」や「創意工夫しました」などと使わない方がいいかもしれませんね。
「創意工夫」を指示することは相手にとって大きな負担となる場合がありますし、自分で「創意工夫しました」と言うのは自分で自分を評価しているのと同じことです。
しっかりと意味や使い方を知ってから使うようにしましょう。

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