「全知全能」とは?意味や英語表現、類義語や使い方の例文をご紹介!

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学生の頃は運動も勉強もできて、社会人になったら仕事もできる。おまけに容姿まで完璧!私は、そんな人のことをまさに「全知全能」だと思っていたのですが、実は「全知全能」の意味を間違って使っていたようです。

「全知全能」って、容姿は全く関係ないんですね。

うっかり中身も容姿も完璧な人のことを表す言葉だと思っていたので、本当の意味を知った時は自分の間違いに恥ずかしくなりました。

ところで、あなたは「全知全能」の意味って、ご存知ですか?

この記事では「全知全能」の意味と語源、使い方の例文、類義語と英語表現をご紹介します。

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「全知全能」の意味と語源

「全知全能」の意味

はじめに、「全知全能」の意味についてご紹介したいと思います。

まずは読み方ですが、「全知全能」は「ぜんちぜんのう」と読みます。

「全知全能」とは「知らないことや、できないことが何一つない」という意味です。

言い換えると、「何でも知っていて何でもできる」という意味ですね。

「全知全能」の語源

次に、「全知全能」の語源についてご紹介します。

「全知全能」の漢字それぞれの意味を見ていきましょう。

まず「全」という漢字ですが、この漢字には「全て」「欠けていることがない」「揃っている」という意味があります。

続く「矢」と「口」が組み合わさった「知」という漢字は、「的中する」という意味が転じて「正しく言い当てる」という意味になり、それがさらに「物事をつかさどる」という意味になりました。また、「知る」「知識」などの意味も含まれています。

そして「能」には「物事を成し遂げる力」、つまり「能力」という意味があります。

なので、「全知全能」は、簡単に言うと「全ての知識と全ての能力」となります。そこから「全ての知識と全ての能力をもった優れた人」という意味になっていったんですね。

 

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「全知全能」の使い方

続いて、「全知全能」の使い方を例文でご紹介します。

【例文】

  1. 「全知全能になりたい」
  2. 「神様は、全知全能だと言われている」
  3. 「全知全能の人間なんて、この世にはいないと思う」
  4. 「さすがの彼も、全知全能とまではいかないね」
  5. 「あの人は、全知全能にも勝る才能を持っている」

「全知全能」は、「何でも知っていて何でもできる」という一種の才能を表すものなので、動詞ではなく一つの名詞として使います。

使い方としては、「全知全能の~」や「全知全能である」などと基本は名詞として使います。

「天才」に置き換えてみる

例えば、才能を表す言葉として「天才」という言葉がありますが、「天才になりたい」「天才になる」とは言っても、「天才をする」とは言いませんよね。

「全知全能」も「天才」と同じような使い方になるので、分からない場合は「天才」に置き換えて使い方をイメージするといいかもしれませんね。

 

「全知全能」の類義語と英語表現

「全知全能」の類義語

それでは、「全知全能」の類義語をご紹介します。

  • 完全無欠(かんぜんむけつ)
  • 十全十美(じゅうぜんじゅうび)
  • 海内無双(かいだいむそう)

「完全無欠」も「十全十美」も、「欠点が無く完璧なこと」という意味です。

「全知全能」の意味である「知らないことや、できないことがない」というのは、「完璧」にも近いので「完全無欠」や「十全十美」の意味に似ているとも言えますね。

「海内無双」は、「この世では比べられないくらい優れていること」という意味です。少し意味は違いますが、「とても優れている」という部分が「全知全能」と同じですね。

  • 類義語である「完全無欠」ですが、使い方によっては肯定的にも否定的にも使えます。
  • 【完璧】という意味では、こちらの「国士無双」「天下無双」も類義語ですね。

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「全知全能」の英語表現

最後に、「全知全能」の英語表現をご紹介します。

  • omniscience and omnipotence(全知全能)

【例文】

  • God is omniscience and omnipotence(神は全知全能である)
  • He is near omniscience and omnipotence(彼は全知全能に近い)

「omniscience」は、「全知」や「博識」という意味です。「博識」とは、「知識が広い」「広く物事を知っている」という意味なので、「全知」と同じような意味ですね。

続く「omnipotence」は、「全能」という意味です。なので、「omniscience and omnipotence」は、そのまま「全知全能」と訳すことができます。

ちなみに日本国内外に限らず、「全知全能」を「何でもできる人」という意味の「Almighty」という単語で表す場合もありますので、覚えておくと役に立つかもしれませんね。

 

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まとめ

以上、「全知全能」について、ご紹介してきました。

まとめると、以下の通りです。

読み方 ぜんちぜんのう
意味 知らないことや、できないことが何一つないこと
語源 「全ての知識と全ての能力」という意味から
類義語 ・完全無欠(かんぜんむけつ)
・十全十美(じゅうぜんじゅうび)
・海内無双(かいだいむそう)
英語表現 omniscience and omnipotence(全知全能)

ギシリャ神話ってご存知ですか?

実はギリシャ神話の中に「全知全能」の存在とされている神がいるのです。名前は「ゼウス」と言うのですが、聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか。

「神」という存在は人間が作り出したものなので実在するかどうか分かりませんが、「神」こそ「全知全能」と言って良いのかもしれませんね。

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