「白砂青松」とは?意味や読み方、例文による使い方【英語・類義語表現】

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心を休めたい時、あなたならどうしますか?
おいしいものを食べたり、芸術鑑賞をしたり、いつもの賑わしい世界から、少し距離を置いてみることありますよね。
しかし、忙しい毎日の中で、ふと見上げた空や山や海、土手沿いに咲く花など様々な景色もまた、疲れた心を癒してくれます。
そのような景気を表す四字熟語に「白砂青松」があります。
そこで、この記事では「白砂青松」の意味や英語・類義語、例文による使い方についてご紹介していきます。

 

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「白砂青松」の意味は?語源は?

まず、「白砂青松」という四字熟語は「はくしゃせいしょう」と読みます。「砂」を「沙」と書くこともあり、置き換えた場合は「はくさせいしょう」と読ませることもあります。書道のお手本に使われそうで、綺麗な自然の風景を感じさせてくれる漢字の組み合わせですね。

「白砂青松」の意味は?

「白砂青松」とは、美しい海岸の景色を意味します。「白い砂」と「青い松」がおりなす景色は、とても美しく古代の和歌にも登場し、また松の夢を見ると、縁起がよいものとされています。「白砂青松」な景色を物語にしているのが「羽衣伝説」です。あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。天から降りてきた天女がまとった羽衣を松林にひっかけてしまうという内容のこの伝説は、各地に残されています。伝説に残るほど「白い砂」と「青い松」のコントラストの美しさは、古代から変わることのない景色なのですね。

「白砂青松」の語源は?

次に「白砂青松」の語源について、見ていきましょう。

  • 「白砂」・・・白い砂浜を表した熟語
  • 「青松」・・・青く茂った松の木を表した熟語

「白砂青松」の由来は、海岸で見られる砂浜に生えている松林のことを指しています。自然に生育したものに加え、江戸時代、防風林や防砂林として植えられたものですが、近年、防波堤の工事などで「白砂青松」な景色もなくなりつつあると言われています。しかし、「白い砂」と「青い松」のコントラストはとても美しく、保護していこうと、政策もとられています。

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「白砂青松」を英語・類義語で表現してみよう

それでは次に「白砂青松」を英語・類義語で表現すると、どのようなものになるのかご紹介していきます。

「白砂青松」の英語表記

「白砂青松」を英語で表現すると以下のようになります。

  • white sands・・・白砂
  • blue pine trees・・・青松

上記の英語を使うと以下のような例文になります

  • Beautiful scenery of sea shore of Japan,which is “White sands beach ond blue pine trees.”
    (日本の美しい海岸線は、なんといっても白い砂と青い海と松の木です。)

このように表現することで、世界に風景の美しさをアピールすることができますね。

「白砂青松」の類義語

また「白砂青松」の類義語にはどのようなものがあるのでしょうか

  • 長汀曲浦(ちょうていきょくほ)
  • 桜花爛漫(おうからんまん)
  • 風雅な

どの類義語からも、壮大な景色や絵巻物に出てくるような情景を思い浮かべることができます。四季折々な風景を楽しめる日本の良さは、古代から変わることのない証なのかもしれませんね。

「桜花爛漫」は、こちらの記事に詳しく書いています。

 

「白砂青松」の使い方の例文

それでは「白砂青松」を使った例文をご紹介していきます。

【例文】

  1. 「あのトンネルを抜けると白砂青松の海岸が広がっていた」
  2. 「わたしたちの住む街は白砂青松が広がる場所です」
  3. 「長い旅の末、鮮やかな白砂青松の景色が目に飛び込んできた」
  4. 「この近辺はリゾート化により白砂青松の景色が失われつつある」
  5. 「海岸侵食により白砂青松の減少がみられる」

このように良くも悪くも自然の偉大さを感じさせる「白砂青松」ですが、古代から現代まで観てきた風景を、未来へと残す為にもどうあるべきなのか一石投じている四字熟語となりつつあるようですね。

 

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今も昔も変わらない思い

ここまで、自然の美しさを表現した「白砂青松」について解説してきました。人には感情があります。
感情には良いことばかりではなく、辛いことや悲しいこと、憎悪さえ抱いてしまうことがあります。
感情は、人として生きている限り、切り離すことの出来ないものです。
だからこそ聡明で偉大な自然の風景に触れることで心を清め、次のステップへと踏み出すための癒しの要素を表す「白砂青松」は、今も昔もかわらない思いのこもった四字熟語と言えますね。

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