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「三日坊主」だと、自分で思うことが今まで沢山ありました。「三日坊主」とも言えず、「一日坊主」だと、ダイエットを誓った翌日に思ったことは数知れず。。
自分だけが「三日坊主」なのかと思っていましたが、世の中のほとんどの人は「三日坊主」なのではないかと最近よく思います。
でも、「三日坊主」って何故三日なんですか?坊主って子供のこと?丸刈り頭のこと?
「三日坊主」とよく聞きますが、考えたら「三日坊主」とはどのようなことなのでしょうか?
この記事では、「三日坊主」の意味や語源、英語・類義語の表現や使い方の例文をご紹介します。
「三日坊主」の意味と語源
「三日坊主」の意味
それでは、「三日坊主」の意味をご紹介します。
まずは読み方ですが、「三日坊主」は「みっかぼうず」と読みます。
「三日坊主」とは、「物事にすぐに飽きやすく長続きしない人、またそのような人をあざけていう言葉」という意味です。
「三日坊主」の語源
続いて、「三日坊主」の語源をご紹介します。
まず、「坊主」はいくつかのことを指しています。「小さな子供」「丸刈りの頭の人」「釣りで全く魚が釣れなかった時」「お寺の僧侶」のことです。
この中でも、お寺の僧侶が「坊主」の元となっています。「坊主」とはお寺のお坊さん、お寺の主のことを言います。昔の男の子は丸刈り頭だったことから、お坊さんの丸刈り頭から男の子のことを「坊主」と呼ぶようになりました。
昔は生活が貧しい人がたくさんいました。しかしそんな時代でもお寺は権力があり、お金もたくさん持っていました。商売がうまく行かない人や位の低い武士、武家に生まれた長男以外の男子は「そうだ!お坊さんになって安定した生活で三度の食事にありつこう」とお坊さんになる人が多かったのです。
お坊さんになったはいいけれど、お坊さんは毎日修業があります。
修行というのは想像以上にきついものです。朝も早く食事も質素で山登りや滝行、座禅など普通の生活からは想像できない内容です。ですから、音(ね)を上げてわずかな期間でお坊さんを辞めてしまう人がいました。
このわずかな期間というのが、「三日」ということです。
実際、「三日」しかお坊さんをしていないという意味ではありません。
「三日坊主」は「わずかな期間しかお坊さんの修業をしなかった」というところから、何事も長続きがしない人をあざけて言うこととなりました。
「三日坊主」の英語表現と類義語
「三日坊主」の英語の表現
次に「三日坊主」は英語でどのように表現されているのかご紹介します。
- unsteady worker(三日坊主)
【例文】
- I have no credit because unsteady worker(僕は三日坊主だから頼りにならない)
- It had ended with unsteady worker(三日坊主で終わってしまった)
「unsteady」は「不安定な、ふらふらする」という意味で、「steady(安定、しっかりした)」の否定形です。
「三日坊主」の類義語
「三日坊主」と似た意味や構成を持つ言葉をご紹介します。
- 一暴十寒(いちばくじゅっかん)
「一暴十寒」は「ちょっと努力して、あとは怠けることが多い」という意味です。
違いは「三日坊主」はわずかな時間で辞めてしまうことに対して、「一暴十寒」は辞めはせず、怠けながらでも続けているということですね。
「三日坊主」の使い方
最後に「三日坊主」の使い方を例文でご紹介します。
【例文】
- 「あなたは三日坊主だから、毎日お料理するなんてこと続かないわと母が言う」
- 「三日坊主の私が、未だにヨガだけは毎朝やっている」
- 「誰もがダイエットをする場合、三日坊主になりがちだ」
- 「マラソンを始めたことを同僚に言うと、三日坊主だから無理だとバカにされる」
- 「息子の三日坊主が、どうにかならないものか心配している」
「三日坊主」は、新しい物事を始める時に長く続かない場合に使用します。
「三日坊主(だから)」「三日坊主(のあなた、わたし)」などと、使用される場合が多いですね。
「三日坊主」でもやらないよりはいい
「三日坊主」で飽きてやめてしまうと、あまり良いイメージがありません。それは物事を継続する人の方が良いと思われているからです。
でも、「やりたいけど時間やお金がないからできない」「何かやりたいことが特別ない」と言うよりは、やりたいことを思い切ってやってみて「三日坊主」になるくらいの方が良いのではないでしょうか。物事を始めることで、自分に合っているもの合っていないものが見えてくるのです。
たとえ「三日坊主」と言われている人でも、自分に合っているものであれば一生続けられることは1つくらい必ずあるので、色々と挑戦してみることが大切なのだと思います。
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