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ビジネス英語の勉強をしようと考えているサラリーマン「ビジネスで使える四字熟語を英語で伝えたいけど、ビジネス向け四字熟語のまとめサイトなんかないかー?」「あと、ビジネスシーン別で分けられていると、どんな時に使うのかイメージできていいなぁ…」
この記事では、そんな悩みに答えます。
ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選
・自己紹介に使える四字熟語(6個)
・アドバイスに使える四字熟語(6個)
・スピーチに使える四字熟語(6個)
・セールスに使える四字熟語(6個)
・スローガンに使える四字熟語(6個+1個)
この【四字熟語の勉強.com】は、2021年9月時点で3年5ヶ月以上運営しています。
2021年9月時点で、記事数は500以上を投稿していることで、毎月60%以上の20代~50代までのビジネスマンの方に見ていただけています。
この記事では、サイトの中でも人気があり、且つ実用的なビジネスマン向け四字熟語の英語表現を30+1個取り上げてみました。
「例文」が付いているものもありますので、一緒にご確認ください。
ビジネス英語として実践で使える四字熟語30選
英語を使う職場で四字熟語を使いたい時に、ビジネスシーン別に分けてみました。
では、早速いきましょう。
自己紹介に使える四字熟語
日本人であるあなたが自己紹介で四字熟語の英語表現を使うことで、一目置かれたり、その後のコミュニケーションのきっかけにもなりますね。
ここでは、座右の銘として使えるものを中心にご紹介します。
明朗快活(めいろうかいかつ)
意味:くよくよと悩まず、明るく活気のある性格
使い方:明るく元気で、はつらつとした性格を表したい時に使えます。
英語表現:bright and cheerful(明るく、元気のいい)
【例文】
- He looks as cheerful as ever.(彼は相変わらず元気がよさそうだ)
「bright」とは、日光が明るいという意味から転じて、「性格・将来などが明るい」という意味を表すようになりました。「cheerful」は、陽気で楽しそうな様子を示す単語です。元気そうな表情や行動を表します。
【参考記事】
泰然自若(たいぜんじじゃく)
意味:落ち着いていてどんなことにも慌てず動じない様子
使い方:落ち着いた様子を表したい時に使えます。
英語表現:self-possessed(自分を持っている)
「self」が自らという意味で、「possess」が所有するという意味なので、まさに「自分を持っている」という意味そのままですね。
「self-possessed」の前に「穏やかな」という意味の「calm」という単語を付け加えると、より「泰然自若」の意味に近づけられるでしょう。
【参考記事】
明鏡止水(めいきょうしすい)
意味:邪念がなく、静かに澄んだ心境
使い方:何の邪念もない、まっさらな心境を表す時に使えます。
英語表現:calm and clear(穏やかで澄んだ)
【例文】
- He became calm and clear in his heart. (彼は明鏡止水の境地に至る)
- The mind of calm and clear without any doubt at all. (明鏡止水)
1の「become calm and clear in one’s heart」 で「明鏡止水の境地に至る」
2は「心」を「mind」で表現し、「邪念の全くない」という意味を付け足しています。
邪念を「evil thought」や「distracting thought」と表現するのもいいと思います。
【参考記事】
外柔内剛(がいじゅうないごう)
意味:外見は柔らかそうな性格だが、心の中はしっかりしていること
使い方:中身と外見にギャップがあることを表現する時に使えます。
英語表現:直訳で「外柔内剛」という表現はありませんが、英語でも同じ意味の言葉があり、以下のような意味を表すときは「gentle(穏やか)」という語と「in spirit(精神)」という語が多く使われています。
【例文】
- Being gentle in appearance, but study in spirit.(一見穏やかだが内面を分析する)
- a man who is gentle in appearance but tough in spirit. (外見は優しいが精神は厳しい人)
【参考記事】
隠忍自重(いんにんじちょう)
意味:怒りや苦しみなどを表には出さず、軽々しい行動をしないこと
使い方:未来のために、今のマイナスな気持ちを抑えるという思いを伝える時に使えます。
英語表現:
- patient(耐える)
- endure(辛抱強く耐える)
- be patient(我慢して)
【例文】
- They waited patiently for the time to be ripe.(彼らは隠忍自重して機の熟するのを待った)
こちらの例文のように、副詞であったり前に動詞を付けて用いています。
【参考記事】
奮励努力(ふんれいどりょく)
意味:目標に向かってひたむきに努力する
使い方:何かを成し遂げるために、わき目もふらず一心に行動できるということを伝える時に使えます。
英語表現:make strenuous effort(精力的に努力する)
「make effort」の間に「strenuous」という単語が入っていますよね。
「strenuous」には「激しい」「熱心に」という意味があります。この「strenuous」という単語が、「努力する」という意味の「make effort」を強めていることで、「奮励努力」の英語表現としてふさわしい表現なのです。
【参考記事】
アドバイスに使える四字熟語
四字熟語には、意外と外国人が知らない奥深い意味が込められた言葉もあります。
部下へのアドバイスや同僚を励ます時に使ってみてください。
知行合一(ちこうごういつ)
意味:知識を備えていることと、実際にその事柄を行動したり実践したりすることの両方を成し遂げて初めて本当の知を手に入れたことになるということ
使い方:「言動だけの人になってもらいたくない」という思いを伝える時に人に使えます。
英語表現:
- awareness comes only through practice.
- true knowledge is construct by “knowing” and “experience”.
どちらの例文も「ただ知っているだけではなく、実際に自分の身で経験することで真に『自分に身についた』ということになる証拠である」という意味です。
「awareness」という単語は「気づき」という意味で、「practice」という意味は通常「練習すること」という意味で使われることが多いですが、ここでは「実践すること」と理解した方が意味がしっくりきますね。
【参考記事】
陰徳陽報(いんとくようほう)
意味:人に知られず良い行いをしていれば、その報いは必ずあるということ
使い方:「無意識のうちに良いことをしている人」になってもらいたいと思う時に使えます。
英語表現:陰徳陽報の英語表現は、以下のような諺(ことわざ)があります。
- He who lend to the poor, gets his interest from God (貧しき人に貸す人は神より利益を得る)
- He that sows good seed shall reap good corn(よい種を撒く者はよい麦を収穫する)
これらは「陰徳陽報」と同じ意味を持つ英語のことわざです。
二つ目のことわざの「corn」は、この場合「トウモロコシ」ではなく「穀物」を表わしています。
良い行いをした者は後で良いことがあるのは、全世界共通なのです。
【参考記事】
緊褌一番(きんこんいちばん)
意味:気持ちを引き締めて事にのぞむこと。難事などを前に心を引き締めて物事に取り組むこと。
使い方:何か(新しいプロジェクトなど)に立ち向かうという、強い決意を持たせる時に使えます。
英語表現:
- gird up one’s loins(ふんどしを締める)
- brace oneself(覚悟して)
【例文】
- If you want to stay with the team, you’ll have to gird (up) your loins.(チームに残りたいのなら、君はふんどしを締めてかからなけりゃな)
- Brace myself against an enemy attack.(敵の攻撃に備える)
「緊褌一番」の「ふんどし引き締める」というイメージでいえば、「gird up one’s loins」が近い意味となります。「loins」は腰、「gird」は体に巻くという意味なので「腰に巻いているベルトなどを引き締める」といったイメージの言葉になります。
一方「brace oneself」は、シンプルに「覚悟する」という意味の英語で、「緊褌一番」の「身を引き締める」という意味的な印象では近いと言えるでしょう。
【参考記事】
物見遊山(ものみゆさん)
意味:気晴らしに様々なところに遊びに出かけること
使い方:本来の目的を忘れ、楽しんでいることを注意する時に使えます。
英語表現:
- pleasure trip(楽しい旅行)
- Sunday picnic(日曜日のピクニック)
「pleasure trip」は日本語での「物見遊山」が示すように、気晴らしに観光に出かける旅という意味を表します。「pleasure」は、楽しい気持ちや喜びを表す語でよく使われています。
「Sunday picnic」は、直訳すると「日曜日のピクニック」となりますが、「お気楽な旅行」というニュアンスを含んでいます。
【参考記事】
巧言令色(こうげんれいしょく)
意味:言葉をうまく飾り、表情を上手に繕(つくろ)うこと
使い方:普段から「お世辞」や「媚び」などを使っている人を注意する時に使えます。
英語表現:
- Flattery(お世辞)
- sycophancy(媚び)
- honeyed words(甘い言葉)
【例文】
- Sensitive to honeyed words(巧言令色に弱い)
- Full of honeyed words(巧言令色ばかり)
「巧言令色」を英単語で表す時は「お世辞」という意味の「Flattery」や「巧言」という意味の「sycophancy」で表されますが、文章になると「honeyed words」という言葉が使われる事が多いです。
「honeyed words」は「甘い言葉」という意味なので、2つの例文を直訳すると「甘い言葉に弱い」「甘い言葉で溢れている」という意味になります。
【参考記事】
和光同塵(わこうどうじん)
意味:優れた才能や人格を隠して世間の中に交ざり、目立たないようにすること
使い方:能力や品性を有している人への、ほめ言葉として使えます。
英語表現:和光同塵を英語で表現すると、以下のようになります。
- Still waters run deep.(静かな水は深く流れる。)
- He who knows most speaks least.(一番よく知っている者は、最も口を開かない。)
「Still」という単語は、ここでは「静かに、動きのない」という意味です。
「Still water」で「(川など)静かに流れる水」です。
ちなみに「Still water」は「炭酸抜きの水」を指す言葉としてもよく使います。
- I would like to drink still water. (炭酸なしの水が飲みたい。)
海外は「自己主張が大事!」とされている印象がありますが、やはり本当に優秀な人は自分を誇示することはないようですね。
【参考記事】
プレゼンに使える四字熟語
客先や社内でのプレゼン・スピーチで四字熟語が使えると、ちょっとカッコイイですよね。
限られた時間の中で端的に使えるところが良いですね。
雨過天晴(うかてんせい)
意味:物事の悪い状況が好転すること
使い方:低迷した実績であっても、必ず回復する時が来ますと提案する時に使えます。
英語表現:
- after rain falling , fire weather(雨過天晴)
- rain~sunny mood(雨~晴れ)
【例文】
- But her rain misunderstanding is melted over the top sunny mood.(彼女の誤解が解けて雨過天晴な気分だ。)
「sunny mood」は「晴れた気分」と言う意味になります。「rain(雨)」と合わせることで「雨からの晴れた気分」をいう日本語訳ができます。
お天気で感情を表現することがわかりやすいのは万国共通です。
【参考記事】
原点回帰(げんてんかいき)
意味:物事を始めた時に帰ること
使い方:やり方が間違っていても、初心に戻って新たな気持ちで物事を取り組もうという時に使えます。
英語表現:
- Origin regression(原点回帰)
- return to the source(ソースに戻る)
【例文】
- I thought back to the origin regression.(原点回帰に戻って考えた。)
originは「原点」、regressionは「復帰」「退行」といった意味の英語になります。
この二つの英語を合わせて「原点に戻る」という意味である「原点回帰」の英語訳になります。
【参考記事】
一致団結(いっちだんけつ)
意味:目的を達成するために、たくさんの人が心一つにまとめること
使い方:全員で、同じ目標に向けて助け合う体制を作ろうとする時に使えます。
英語表現:
- union(連合)
- band together(団結)
- total cooperation(全面協力)
- championship match unity(チャンピョンシップ マッチ ユニティ)
【例文】
- His class won the championship match unity.(彼のクラスは一致団結して優勝を勝ち取った。)
「一致団結」のいう理念は世界中で使われているので、英語も数はたくさんあります。
「championship match unity」は長い英単語ですが、「チャンピョンシップ マッチ ユニティ」という馴染みのある英語なので覚えやすいでしょう。
【参考記事】
愚公移山(ぐこういざん)
意味:難しいことも根気よく努力し続ければ、いつか必ず成功すること
使い方:地道な努力が実ぞ結ぶという思いを伝えたい時に使えます。
英語表現:
- effort(努力)
- accomplishment(成就)
【例文】
- The goal is to achieve if the effort(努力すれば目標は達成する)
- accomplishment of one’s purpose(目的の成就)
また、ことわざとして有名な以下のような表現もあります。
- Rome was not built in a day(ローマは一日にして成らず)
どれも座右の銘にできるほどの名言であり、「愚公移山」を表現する英語になります。
【参考記事】
一意専心(いちいせんしん)
意味:他に心を動かされず、ひたすら一つのことに集中すること
使い方:社内のモチベーションアップために、個人のマンパワーを上げる目的の時に使えます。
英語表現:
- wholeheartedly(心を込めて)
- with all one’s heart(心を込めて)
- whole heart(心全体)
【例文】
- You should put your whole heart in anything you undertake.(何事にも一意専心事に当たるべきである。)
「wholeheartedly」の意味は「心を込めて」なので意味としては合っていますが、感謝の気持ちを表す表現としての方が強く感じられるので、「一意専心」の意味としては「whole heart」が伝わりやすいでしょう。
【参考記事】
呉越同舟(ごえつどうしゅう)
意味:仲の悪いもの同士でも、共通の目的や利益のために協力し合う
使い方:どんなにライバル同士であっても、力を合わせて苦難を乗り切ろうと提案する時に使えます。
英語表現:「呉越同舟」の英語表現に関して、中々同じような諺(ことわざ)表現が英語にはありませんが、英訳すると以下のようになります。
- bitter enemies in the same boat cooperate together to avoid their accident
こちらは「呉越同舟」を表現しており、直訳すると「敵対しているものでも、同じ舟に乗り合わせてしまったらアクシデントを避けるために協力し合う」という意味になります。
それぞれの英語については、「bitter enemies(敵対しているもの)」で「呉越」となり、「in the same boat cooperate together(同じ舟に乗り合わせて協力する)」+「to avoid their accident(アクシデントを避けるために」で「同舟」という意味になりますね。
【参考記事】
セールスに使える四字熟語
四字熟語は説得させるには持ってこいの表現です。
提案の中で使って、商談相手をドキッとさせてみましょう。
効果覿面(こうかてきめん)
意味:効用や結果が即座に現れるさま
使い方:売上に即効性のある商品やサービスを提案する時に使えます。
英語表現:Take immediate effect(効果覿面)
【例文】
- Yesterday, the medicine that the doctor taken me is taking immediate effect.(昨日医者からもらった薬は、効果覿面だった。)
- The studying way that you taught me is taking immediate effect.(君から教えてもらった勉強法は、効果覿面だったよ。)
「immediate」は「即時の、すぐの」、「effect」は「効果」という意味で、直訳すると「即時的に効果が得られる」となります。
他にも、「have an immediate effect」と表現することもできます。
【参考記事】
付加価値(ふかかち)
意味:生産過程で新たに加えられた価値。ある商品やサービスに付け加えられた、他にはない価値。
使い方:競合他社との差別化として価値あるものを提案する時に使えます。
英語表現:added value(付加価値)
【例文】
- a society where added value is regarded as important(付加価値が重視される世界)
- That design is nothing but added value(そのデザインは付加価値に過ぎない)
「added」は「add」の過去形で「(他のものに)加えた、追加した」という意味の単語です。そして「value」は「価値」という意味の単語です。
そのため「added value」は直訳すると「他のものに加えた価値」という意味になります。
「added value」は文法によっては「value added」となることもあるので、その都度しっかり確認しましょう。
【参考記事】
人海戦術(じんかいせんじゅつ)
意味:多くの人を使って、仕事などをやり遂げようとすること
使い方:大きな案件であっても、大勢の人の力を借りてやり遂げる時に使えます。
英語表現:Human wave tactics(人海戦術)
【例文】
- We won by human wave tactics.(人海戦術によって勝った)
- Life saving by human wave tactics.(人海戦術による人命救助)
「human」は「人間」「人」、「wave」は「波」、「tactics」は「戦術」「戦略」という意味です。なので、「human wave tactics」は直訳で「人の波による戦術」となります。
「人の波」とは、「大勢の人が押し合って動く」という意味なので、「大勢の人が押し合って動く戦術」ということになり、「人海戦術」の意味を表していることになりますね。
【参考記事】
「人海戦術」とは?意味や語源、ビジネスでの使い方の例文や英語表現をご紹介!
相互作用(そうごさよう)
意味:物や現象が互いに作用し合い影響を及ぼし合うこと
使い方:二つのもの(例:自社と取引先)が働きかけることに良い結果を生み出すことを表現する時に使えます。
英語表現:interaction(相互作用)
【例文】
- close interaction(密接な相互作用)
- a communicative interaction(コミュニケーションの相互作用)
「相互作用」は、「interaction」という単語で表すことができます。
しかし「interaction」の前に、「mutual」や「drug」をつけることもあります。「mutual」は「相互の」「相互の関係にある」という意味を持つ単語で、「drug」は「薬」という意味です。
「mutual」はどんな事柄に対しても使えますが、「drug」は薬や医療関係や化学関係の事柄について言うときしか使えませんね。注意しておきましょう。
【参考記事】
粉骨砕身(ふんこつさいしん)
意味:骨を粉にして身を砕いて力を尽くすこと。骨を粉にして身を砕いて努力すること。
使い方:取引先のために身を粉にして働くという意思を伝える時に使えます。
英語表現:Do one’s best(粉骨砕身)
【例文】
- Do one’s best workmanship(粉骨砕身の仕事ぶり)
- Do one’s best work for my family(家族の為に粉骨砕身する)
「Do one’s best」とは、「全力を尽くす」「最善を尽くす」という意味です。
英語では何かを頑張る時などによく使われている言葉ですね。
「Do」は「する」、「best」は「最善」「ベスト」「一番」という意味で、人称代名詞である「one’s」は「~(人)の」という意味です。
意味を強調したい時は、「とても」という意味の「very」をつけて「Do one’s very best」と表現することもできます。
【参考記事】
相乗効果(そうじょうこうか)
意味:複数の要因や組み合わせによって、個々がもたらす以上の結果を出すこと
使い方:複数(自社や仕入先や取引先など)の力を合わせることによって成果を出せる時に使えます。
英語表現:
- synergy(相乗効果)
- synergistic effect(相乗効果)
【例文】
- produce a synergistic effect(相乗効果をもたらす)
- expect synergistic effect(相乗効果を期待する)
「synergy」は、そのまま「相乗効果」という意味があります。ビジネスの場でも「シナジー効果」という言葉がよく使われていますよね。その「シナジー」こそが「相乗効果」を意味する「synergy」のことです。
ちなみに、単語では「synergy」と表記されますが、文になると「synergistic effect」と表現される場合が多いです。「synergistic」は「相乗的」、「effect」は「効果」という意味なので直訳でも「相乗効果」となりますね。
【参考記事】
スローガンに使える四字熟語
四字熟語をスローガンにする会社は多いですが、あなたの所属する部署やチームのスローガンを英語にすることで評価に値するかもしれません。
雲外蒼天(うんがいそうてん)
意味:試練を乗り越え、努力して克服すれば、快い青空を見ることができること
使い方:どんな苦難も乗り越えて成長させていきたい時に使えます。
英語表現:sky beyond the clouds azure sky(雲外蒼天)
【例文】
- dream in the sky beyond the clouds azure sky(雲外蒼天を夢見る)
- believe in the sky beyond the clouds azure sky(雲外蒼天を信じる)
「sky」は「空」、「beyond」は「越えて」、「clouds」は「雲」、「azure sky」は「黒みを帯びた青空」という意味があります。直訳すると「雲がある黒みを帯びた空を越えた青空」という意味になりますね。
「雲外蒼天」を日本語で直訳した場合の「曇っている空の向こうは青い」と同じようなニュアンスです。
また、英文では「雲外蒼天」と訳されることは少なく、例文も一般的には「雲の向こうの青空を信じる」「雲の向こうの青空を夢見る」という意味で訳されます。
【参考記事】
「雲外蒼天」とは?意味と語源、英語表現と類義語【使い方の例文】
万里一空(ばんりいっくう)
意味:目的や目標などやるべきことを見失わずに頑張り続けること
使い方:全員がそれぞれ目標を持って取り組みたい時に使えます。
英語表現:
- exist under the sky(空の下に存在する)
- aim high(高い目標)
【例文】
- Everything is exist under the sky.(万事は空の下にあり)
四字熟語を英語表記するものなので雰囲気が伝わるような言葉になりますが、無理に「万里一空」を英語で表現するより伝えやすいでしょう。
【参考記事】
三面六臂(さんめんろっぴ)
意味:一人で数人分もの働きをすること。多方面で活躍すること。
使い方:一人ひとりの活躍の場を広げていきたい時に使えます。
英語表現:Versatile(用途が広い)
【例文】
- She is versatile.(彼女はまさに三面六臂である)
- He worked for several people.(彼は三面六臂の働きをした)
- The model of three faces and six arms is a Buddhist statue.(三面六臂のモデルは阿修羅像である)
「Versatile」は、「多才」「万能」という意味の単語ですが、「三面六臂」という意味もあります。
ただし、英語で「三面六臂」を表現する場合は、例文のように「三面六臂」の意味が分かるような英文を作ることが多いです。
2つ目の例文に使われている「worked」は「働く」の過去形で「働いた」、「several people」は「数人」という意味です。ですので、「He worked for several people」は「彼は数人分の働きをした」と直訳することができ、「三面六臂」の意味を表していることが分かりますね。
続く3つ目の例文の「model」は「モデル」、「Buddhist statue」は「仏像」という意味で、「three faces and six arms」は「三つの顔と六つの腕」、つまり「三面六臂」の姿そのものを表しています。
このように、「三面六臂」の意味や見た目などが分かるような英文で「三面六臂」を表現すると、誰にでも伝わりやすくなりますね。
【参考記事】
剛毅果断(ごうきかだん)
意味:意思が強く思い切って行動すること。思い切った決断力があること。
使い方:物怖じせずに、思い切った行動を推進していきたい時に使えます。
英語表現:Fortitude and decisive(剛毅果断)
【例文】
- A fortitude and decisive character(剛毅果断な性格)
- Make a fortitude and decisive attack(剛毅果断に攻める)
「fortitude」とは「剛毅」という意味で、「decisive」は「果断」という意味です。なので、「fortitude and decisive」は「剛毅と果断」という意味になり、「剛毅果断」を表すことになります。
他にも「剛毅果断」は、「剛毅」の意味を持つ「manliness」や「hardihood」、「果断」の意味を持つ「resolute」や「drastic」を使って様々な形で表現することができます。
「剛毅果断」は特に決められた英文表記がないので、自分が表現したい「剛毅果断」に最も近い意味を持つ単語を使って表現するといいかもしれませんね。
【参考記事】
疾風迅雷(しっぷううじんらい)
意味:動きや変化が非常に速い様子
使い方:何においても迅速な対応で取り組みたい時に使えます。
英語表現:
- like a whirlwind(旋風のように)
- as quick as lightning(稲妻と同じくらい速い)
- like lightning(稲妻のように)
【例文】
- He runs like lightning(彼の走りは疾風迅雷の如し)
「疾風迅雷」の意味を詳しく表現しようとすると、たくさんの英単語を重ね合わせてしまうので逆に伝わりにくくなります。
「like lightning」は、日本語訳で「稲妻のような」という意味です。
「稲妻」という単語だけでもどのような状況か理解できるので、「like lightning」は覚えやすく英語文を作るにも向いているでしょう。
【参考記事】
言行一致(げんこういっち)
意味:言葉に出したことと、その行動が同じであること
使い方:誠実なイメージを持たせたい時に使えます。
英語表現:
- behavior consistent with one’s words(言行一致)
- match one’s words with action(言行一致させる)
- a person of sincerity(誠実な人)
「sincerity」は「正直、裏表のないこと」という意味です。英語で言う「言行一致」は正直で誠実な人ということですね。
【参考記事】
合縁奇縁(あいえんきえん)
意味:不思議な力によるめぐり合わせの縁、人と人の結びつき、気の合う人、合わない人もいる
使い方:色々な縁を大事にしていきたい時に使えます。
英語表現:fate, predetermination of matter (運命によるつながり)
「fate」は「運命」、「predetermination」は「前もって決められた」です。
「前もって決められた運命によるつながり」ということになります。
【参考記事】
ビジネス英語を実践できる勉強アプリ3選
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